第151回G1ケンタッキーダービー

　米競馬の第151回G1ケンタッキーダービー（3歳限定、ダート2000メートル、19頭立て）が3日（日本時間4日）、ケンタッキー州チャーチルダウンズ競馬場で行われ、日本から出走のルクソールカフェ（牡・堀）は12着、アドマイヤデイトナ（牡・加藤征）は19着に敗れた。優勝はゴドルフィンの米国馬ソヴリンティ。健闘むなしく敗れた日本勢のレースを見たネット上のファンからは「フォーエバーヤングが異常だったことを再認識」「化け物ですわ」といった昨年の衝撃を振り返る声も上がった。

　前日からの雨がやまず、レース30分前には大粒の雨が落ちてくるという天候。各馬、準備の段階で関係者の足元が砂というより、泥で汚れるという状況での発走となった。アドマイナデイトナはクリストフ・ルメール騎手が1コーナーまでに5～6番手の好位を確保。一方、ルクソールカフェは出遅れ。ジョアン・モレイラ騎手は後方のインで構えた。

　ハイペースでレースは進み、アドマイヤデイトナはバックストレートで早くも手が動く展開。ルクソールカフェはインからスルスルと前に上がり、4コーナーでは好位に上がって直線を向いた。早めに動いた1番人気ジャーナリズムを見る形でソヴリンティがこれをかわして直線で先頭に立つと、粘るジャーナリズム、繰り上がりでの出走となったバエザの追い込みを封じて優勝。ルクソールカフェ、アドマイヤデイトナはともに馬群に沈んだ。

　日本のネット上の競馬ファンからは「この泥んこ馬場で内々は厳しかったか」「過酷な馬場でよく頑張ったと思う」「人馬ともに無事だったようでよかった」「残念だけど、これも競馬」など健闘を称える声が集まった。

　一方で、昨年のレースで写真判定の3着だったフォーエバーヤングを引き合いに出し「このケンタッキーダービーで昨年僅差3着だったフォーエバーヤング化け物ですわ」「ケンタッキーダービーなんだよこれ、どんな馬場だよw フォーエバーヤングが異常だったことを再認識」「去年のフォーエバーヤングかなりすごいっすね。 改めて実感」「昨年のフォーエバーヤングがいかに異質でいかに強い馬なのか」といった声も上がっていた。