[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

千賀滉大、リーグ圧倒“0.79”にMLB公式も驚愕「テレビゲームの領域」 続く無失点の理由「今日は別の投手」

米大リーグ・メッツの千賀滉大投手は19日(日本時間20日)、本拠地で行われたカージナルス戦に先発。5回2/3を3安打無失点に封じ今季3勝目を挙げた。防御率を0.79とし、ナ・リーグトップに。さらに連続無失点イニングも18回2/3に伸ばした。大リーグ3年目で止まらぬ快進撃に、MLB公式サイトは「ビデオゲームの領域」と最大限の賛辞を送っている。

今季3勝目を挙げたメッツの千賀滉大【写真:ロイター】
今季3勝目を挙げたメッツの千賀滉大【写真:ロイター】

カージナルス戦5回2/3無失点、リーグトップに

 米大リーグ・メッツの千賀滉大投手は19日(日本時間20日)、本拠地で行われたカージナルス戦に先発。5回2/3を3安打無失点に封じ今季3勝目を挙げた。防御率を0.79とし、ナ・リーグトップに。さらに連続無失点イニングも18回2/3に伸ばした。大リーグ3年目で止まらぬ快進撃に、MLB公式サイトは「ビデオゲームの領域」と最大限の賛辞を送っている。

「センガが無失点イニングをテレビゲームの領域まで伸ばす」という見出しの記事は、本拠地のシティーフィールドで千賀が三振を奪うと何が起こるかを、ユーモアたっぷりに伝えている。

「シティフィールドでコウダイ・センガが三振を取ると、スコアボードにはテレビゲーム会社Segaのロゴをモチーフした、1990年代スタイルのレインボーフォントで彼の名前が表示される。もちろん、これは“Senga”と“Sega”が驚くほど似ているからだ。センガの音律がテレビゲームにそっくりというのは、2025年のスタートにぴったりだ」

 記事はこの試合での千賀は、フォーシームと代名詞の“ゴーストフォーク”を多用し、この2つの球種だけで全投球の74パーセントを占めたと指摘している。速球の平均球速は95マイル(約153キロ)で、これは「平均以上」と決して速いものではない。

 ではなぜ抑えられるのかといえば、フォークの圧倒的な落差に加え、球種の豊富さに原因がありそうだ。前回13日(同14日)のアスレチックス戦では「カッターに大きく依存し、速球の使用率は29パーセントだった」とも指摘し、カルロス・メンドーサ監督の言葉を紹介した。

「アスレチックス戦のピッチングと比べると、今日は別の投手を見たね。配球の点で。今日はフォーシームが最大の武器だった。スプリットと合わせて、フォーシームがストライクゾーンに決まっていた」

 千賀は大リーグ1年目だった2023年には12勝7敗の好成績を残したものの、昨季は右肩や左ふくらはぎを痛め1試合登板に終わった。今季はどこまで成績を伸ばせるだろうか。

(THE ANSWER編集部)



W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
CW-X
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集