本拠地ガーディアンズ戦で好投した菅野の前で…

　米大リーグ・オリオールズの菅野智之投手は17日（日本時間18日）、本拠地ガーディアンズ戦に先発登板し、メジャー最長となる7回を投げ5安打2失点、3奪三振と好投。6-2の勝利に貢献し、今季2勝目を挙げた。そんな菅野の目の前で起こった珍事に米メディアが注目。走者がうずくまるハプニングに「これは痛い」「菅野の反応も面白い」と日本のファンも驚きの声を上げている。

　呆然と立ち尽くすしかなかった。6-2で迎えた7回無死走者なしの場面。5番ジョーンズの一塁線への強烈な打球を、一塁手のマウントキャッスルが懸命に飛び込んで止めた。少しこぼれたボールを拾い直し、マウントキャッスルは一塁へ送球。しかし、ベースカバーに入った菅野が打者走者との接触を避けるために体をひねったところ、走り込んできたジョーンズの腹部にボールが直撃してしまった。

　思わずうずくまったジョーンズ。目の前で起こった珍事に菅野は困惑したように固まってしまった。予想外の展開に、マウントキャッスルはなぜか笑顔。顔を上げたジョーンズも白い歯を見せて笑った。米ポッドキャストメディア「ジョムボーイ・メディア」の番組「トーキン・ベースボール」公式Xがハプニングの映像を公開。日本のファンからは同情とともに笑いを誘われたような声も寄せられた。

「まさかの狙撃」
「これは痛い」
「可哀想だけど草」
「菅野のリアクションも相まってずっと見てられる」
「菅野の反応も面白い」

　4試合目の先発登板となった菅野は3回に2被弾したものの、打たせて取る投球でその後は失点を許さず。自身メジャー最長となる7回を投げ切り、2勝目を手にした。なお、ジョーンズは交代することなく最後までプレーした。