本拠地ガーディアンズ戦

　米大リーグ・オリオールズの菅野智之投手は17日（日本時間18日）、本拠地ガーディアンズ戦に先発登板し、メジャー最長となる7回を投げ5安打2失点、3奪三振と好投。6-2の勝利に貢献し、今季2勝目を挙げた。35歳でのメジャー初挑戦。冴えわたった制球力に驚きの声が広がっている。

　メジャー移籍後、4試合目の先発登板となった菅野。初回、続く2回と立て続けに三者凡退に仕留める立ち上がりで球場を沸かせた。3回に2被弾したものの、打たせて取る投球で、その後は失点を許さず。打線の援護もあり、本拠地で初の勝利を手にした。降板時には、観客がスタンディングオベーション。壮大な光景を作り出していた。

　これでメジャー移籍後2勝目。大崩れしない35歳の制球力には、ネット上の日本人ファンから喝采が相次いだ。「このコントロールご飯3杯いけるやつ」「無四球なの最高」「オッサンの星」「35歳の新人としては驚異的な活躍」「制球力抜群！中4日で素晴らしい投球」といった声が。その活躍ぶりから「10勝できるかも」と、さらなる活躍に期待の声も寄せられた。

　菅野は海外FAで巨人からオリオールズに加入。メジャー初登板だった現地3月30日のブルージェイズ戦は、両手のけいれんによるアクシデントで4回までで緊急降板。敗戦投手となったが、2度目の登板となった同5日の敵地ロイヤルズ戦で嬉しい初勝利を挙げていた。