山本由伸のエース級快進撃に反応様々 「サイ・ヤング賞を獲る」「打てる球がない」米国の評価UP
米大リーグ・ドジャースは11日(日本時間12日)、本拠地でカブスに3-0で勝利した。先発の山本由伸投手は6回で今季最多の103球を投げ、2安打9奪三振、1四球無失点の好投で今季2勝目。両軍指揮官がともに賛辞を贈るエース級の快進撃を見せている。

ドジャース―カブス
米大リーグ・ドジャースは11日(日本時間12日)、本拠地でカブスに3-0で勝利した。先発の山本由伸投手は6回で今季最多の103球を投げ、2安打9奪三振、1四球無失点の好投で今季2勝目。両軍指揮官がともに賛辞を贈るエース級の快進撃を見せている。
山本は4回1死まで完全投球。その後2安打で2死走者三塁のピンチを背負ったが、空振り三振で切り抜けた。マウンド上で雄叫び。以降もゼロを並べ、スタンディングオベーションを浴びた。今季22イニングで防御率は1.23。チームの先発投手ではダスティン・メイの0.82(11回)に次ぐ数字だ。
米カリフォルニア州地元局「スポーツネット・ロサンゼルス」は、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督の会見を中継。指揮官は「ヨシは言うまでもなく素晴らしい投球で、流れを掴み、ストライクゾーンを埋めていき、空振りを奪った」と絶賛した。
さらに「スプリットも本当に良かった。速球も素晴らしかった。相手のバランスを崩すために、カーブを織り交ぜるのも効果的だった」と手放しで褒めちぎった。降板時は熱いハグで迎え、「彼は今年、明らかに素晴らしい活躍を見せてくれた。アウトを重ねるごとに、彼の自信が増していくのがわかる」と信頼を滲ませた。
一方、カブスのクレイグ・カウンセル監督は米イリノイ州の放送局「マーキースポーツ・ネットワーク」の中継に登場。「ヤマモトは本当に素晴らしい投球をした。振り返ってみると、打てる球があまりなかった。我々は良い打球を返せなかった気がした。スプリットは本当に良い球だった。あんな風に投げられたら得点するのは難しい」と脱帽した。
山本は3月に東京Dで行われた開幕戦でもカブスに5回1失点。今季初勝利を挙げ、カブス戦は2試合で11回1失点となった。
また0-0の5回先頭でスワンソンを空振り三振に仕留めた一球は、内角低めボールゾーンへのシンカーだった。球速は94.7マイル(約152.4キロ)。X上で動画が拡散され、米ファンからは「恐ろしい」「この動き、何なんだ?????」「今季サイ・ヤングを獲る男だ」と様々な反応が上がっていた。評価はさらに高まっているようだ。
(THE ANSWER編集部)