オリオールズ春季キャンプで注目の的

　米大リーグ・オリオールズの菅野智之投手が26日（日本時間27日）、フロリダ州ブラデントンで行われたパイレーツとのオープン戦に初登板し、2回を無失点に抑えた。順調な仕上がりを見せる一方、オリオールズの春季キャンプには日本の報道陣が集結。地元メディアがそのフィーバーぶりを伝えている。

　米メリーランド州地元メディア「ボルチモア・バナー」は、「トモユキ・スガノの加入でオリオールズには日本にファンができた」という見出しで記事を掲載。「報道陣やカメラの群れを追いかけた先にはトモユキ・スガノがいる」と、注目度の高さに注目している。

　菅野を「日本で輝かしいキャリアを積んだあと、今冬に契約した右腕はボルチモアのキャンプで注目の的となっている」と評した同紙。「ブランドン・ハイド監督の会見では毎回、スガノの毎日のスケジュールについて最新情報が求められている」と記者会見での一幕を明かしている。

　また「スガノが取材を受けるとき、球団の他のスター選手であるガナー・ヘンダーソンやアドリー・ラッチマンと同じかそれ以上の報道陣が囲み、場所の取り合いとなる」と、昨年揃ってオールスターに選出されたチームの主軸2人を引き合いに出した。

　最後に「オリオールズの公式SNSは日本語のコンテンツを投稿し始めている」と、球団も注目度の高さを歓迎している事を指摘。「もちろんスガノはオオタニ程の大物ではない。しかし、日本でスガノは注目されている。それによりオリオールズは、あまり経験したことがないような国際的な脚光を浴びることになるだろう」と、更なる“菅野フィーバー”を予言していた。