大谷×レブロン×メッシの豪華CM 実現させた企業幹部が語る舞台裏「何か予想外のことを…」
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手とNB Aのレブロン・ジェームズ、ML Sのリオネル・メッシという3人のスーパースターが共演したCMは世界的に大きな話題を集めた。これを実現させた企業の幹部は米誌に制作の舞台裏を告白。「常に何か予想外のことをやろうと」と企業理念に合わせた考えを語っている。

米スポーツ界を代表する3人が共演
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手とNB Aのレブロン・ジェームズ、ML Sのリオネル・メッシという3人のスーパースターが共演したCMは世界的に大きな話題を集めた。これを実現させた企業の幹部は米誌に制作の舞台裏を告白。「常に何か予想外のことをやろうと」と企業理念に合わせた考えを語っている。
今回、大谷が出演したのは、ヘッドホン、イヤホン、スピーカーなどで知られる米国のオーディオブランド「Beats」のCM。同社の公式Xが公開した動画では、野球、バスケ、サッカーのスーパースターのそれぞれのキャリアにまつわる映像が流れ、大谷の場面では故郷・岩手の水沢駅や花巻東高のユニホーム、高校時代に記入していた目標達成への“マンダラ”が登場した。レブロン、メッシはともに自身のインスタグラムのストーリー機能などで動画を共有。日米ファンから「最高」「スーパースターしかいねえ」など大興奮のコメントが寄せられている。
米誌「ハリウッド・レポーター」電子版は「レブロン・ジェームズ、リオネル・メッシ、ショウヘイ・オオタニがPowerbeats Pro 2の発売に協力」との見出しで記事を掲載。「Beats」のCMO(最高マーケティング責任者)であるクリス・ソーン氏は「我々は、このキャンペーンを真に象徴的なもの、この製品にふさわしいものにしなければならないと自らに大きなプレッシャーをかけていた」と語っている。
その上でソーン氏は「『Beats』では常に、何か予想外のことをしようとしており、マーケティングの面においてもこれまでにないようなことをやろうとしている。この3人はそれぞれ別のシューズメーカーと契約している。この方法で彼らを結びつけることができるブランドはどれほどあるだろうか? それができるのは『Beats』だけだと思う。成功させたのは素晴らしいことだ」と3人の共演を実現させたことを自賛した。
CMについては「この場面にトリックはない。レブロンがパワーダンクをするとき、オオタニがホームランを放つとき、メッシがゴールネットにシュートを打つとき、製品はそこにある」とコンセプトを説明。「彼らのようなタレントがいるとき、製品が見劣りしないようにするのはとても難しいことだ。だからこそ、我々の強みはお客様の身体にぴったり合う製品があるということ。彼らは実際に着用することができる。自分の得意分野で使うことができるんだ」と実用性についても強調している。
(THE ANSWER編集部)