MLB30球団、ドジャースだけの利点を球団幹部が明かす「ショウヘイが…」 朗希獲得の要素になった「14」とは
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は今季、2年ぶりに投打二刀流でプレーする準備を進めている。アンドリュー・フリードマン編成本部長は、二刀流の大谷がロースターにもたらす“柔軟性”こそが、佐々木朗希投手獲得の大きな要素となったと発言している。

ベンチ入りできる投手は13人…大谷だけが“別枠”
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は今季、2年ぶりに投打二刀流でプレーする準備を進めている。アンドリュー・フリードマン編成本部長は、二刀流の大谷がロースターにもたらす“柔軟性”こそが、佐々木朗希投手獲得の大きな要素となったと発言している。
現行ルールで、大リーグのベンチ入り選手は26人。内訳まで管理されており、投手登録の選手は13人までと決まっている。しかし大谷のように「二刀流選手」として登録されている場合はこれに含まれない。現状ドジャースだけが、実質投手14人という運用が可能なのだ。
フリードマン氏はドジャース専門番組「ドジャース・テリトリー」のXに出演し「投手は13人という制限の中で、二刀流は非常に助けになる。二刀流のおかげで、我々はショウヘイを投手としてカウントしなくてよい。これによって、先発ローテーションに柔軟性を持たせることができるし、8人のブルペンを維持できる」と、6人制のローテーションなどで投手の負担を軽減できているとした。
さらに「これは(佐々木)ロウキへの交渉の一部で、ショウヘイがいる我々以上に、彼をメジャーリーグに連れてくるのに適したチームはないと強く信じていた」とし、ポスティング移籍を目指していた佐々木が球団を決める上でも大きな要素だったとしている。
球団として、先発ローテーション投手には積極的に休養を与えてきたものの、シーズンごとのマイナー降格が5回までに制限されるなど、システム上の問題で中々難しいのが実情だとし「ショウヘイがいることで、8人を確保できて、リリーフの数もしっかり揃えられる。先発にも柔軟性を持たせられる。それがショウヘイが怪我から復帰することで我々が得られるものだ」と、二刀流復帰がチーム戦略上も大きなポイントになると力説していた。
(THE ANSWER編集部)