「アイム大谷」なりすました水原被告の衝撃音声 だました銀行への説明「振込先は友達です」
ドジャースの大谷翔平投手の口座から約1700万ドル(約26億4200万円)の金を盗み、不正送金した罪に問われている元通訳の水原一平被告が、銀行と交わした生々しい会話が米メディアによって公開された。「I'm Shohei Ohtani」と発しており、大谷になりすましたもの。銀行側とのやり取りで、送金の目的なども尋ねられている。

水原被告に懲役57か月求刑、証拠として公開された音声をメディアが公開
ドジャースの大谷翔平投手の口座から約1700万ドル(約26億4200万円)の金を盗み、不正送金した罪に問われている元通訳の水原一平被告が、銀行と交わした生々しい会話が米メディアによって公開された。「I’m Shohei Ohtani」と発しており、大谷になりすましたもの。銀行側とのやり取りで、送金の目的なども尋ねられている。
米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」は、水原被告が大谷の口座から20万ドル(約3億1000万円)の電信送金をしようとする様子が記録された約4分間の音声録音として、一つの音声ファイルを公開。記事では「ジェフ・ミッチェル米国連邦検事補が銀行から入手したとしたこの録音は、ミズハラがオオタニのオンライン口座情報を自身のメールと電話番号にルーティングすることでセキュリティ対策を回避し、電信送金の手配のため何度も銀行に電話をかけていたという検察側の主張を裏付けるために提出された」と解説している。
音声を聞くと、水原被告と見られる声の主が「I’m Shohei Ohtani(ショウヘイ・オオタニです)」と発言。大谷になりすまして銀行側とやり取りしている。用件を問われると、「オンラインでアカウントにログインしようとしましたが出来なかったので電話しました」「数日前に電子送金しようとしたんですけど……それが(ログインできなかった)理由でこの番号を案内されました」と説明した。
20万ドルを振り込むと伝えた水原被告に、銀行側は送金目的を確認。「車のローンです」と答え、振込先は「友達です」「(会ったことは)何度もあります」としていた。さらに振込先が正しいかどうかは「直接会って確認しました」と説明し、今後電子送金する可能性は「あるかもしれません」としていた。
米国の複数メディアの報道によると、連邦検察はこの日、水原被告に対し懲役57か月を求刑しており、判決は2月6日に言い渡される予定だ。記事は「彼はオオタニから約1700万ドルを盗んだ後、銀行詐欺と虚偽の税務申告を行った罪を認めた」としている。
(THE ANSWER編集部)