全豪でボールキッズが意識朦朧…機転利かせた選手の行動に海外称賛「重体から救った可能性ある」
連日熱戦が繰り広げられているテニスの全豪オープン(OP)で機転を利かせた選手の行動が称賛を集めている。暑さで意識朦朧となったボールキッズに気づいた姿に海外ファンから「一瞬の迷いもなかった」と称賛されている。

倒れかけるボールキッズに駆け寄り…
連日熱戦が繰り広げられているテニスの全豪オープン(OP)で機転を利かせた選手の行動が称賛を集めている。暑さで意識朦朧となったボールキッズに気づいた姿に海外ファンから「一瞬の迷いもなかった」と称賛されている。
20日の男子ダブルス、ティム・プッツ、ケビン・クラビーツ組(ともにドイツ)とヤン・ジエリンスキ(ポーランド)、サンダー・ジレ(ベルギー)組の一戦の第2セット。客席から選手に対し「ボールキッズ!」と声が掛けられた。気づいたプッツが振り向くと、ボールキッズは意識朦朧とした様子で今にも倒れそうだった。プッツは急いで駆け寄り体を支えた。
オーストラリアのニュースメディア「news.com.au」は「全豪OPでプッツの機転が意識を失いそうなボールキッズを救う」との見出しで記事を掲載。記事によると試合開始の午後5時30分頃の気温は33.9℃。ボールキッズが体調を崩した時点でも31.5℃で蒸し暑かったという。豪州テニス協会によるとボールキッズは「元気」で医師の手当てを受けたという。
記事では「プッツは一瞬の迷いもなくボールキッズに駆け寄り、メルボルンの暑さで意識を失いかける体を支えた」と称賛。「プッツの機転の利いた行動がボールキッズを重体に陥ることから救った可能性がある」と伝えていた。
約10分間の中断を経て試合は再開。プッツ、クラビーツ組が2-1の逆転で準々決勝に進出した。
(THE ANSWER編集部)