大谷敬遠策が裏目「ハハハハハ!」 ベッツ決勝打にロバーツ監督喜び「彼はムキになった」 試合前には猛檄「戦い続けろ」
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は15日(日本時間16日)、敵地ブレーブス戦に「1番・DH」で先発出場。2打席連続で適時二塁打を放つなど、4打数2安打2打点の活躍で9-2の勝利に貢献した。2-2の9回2死三塁ではブレーブスが申告敬遠を選択。2番ムーキー・ベッツ内野手の左前適時打が決勝打となった。デーブ・ロバーツ監督は相手の敬遠策に理解を示しながら勝利を喜んだ。
敵地ブレーブス戦
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は15日(日本時間16日)、敵地ブレーブス戦に「1番・DH」で先発出場。2打席連続で適時二塁打を放つなど、4打数2安打2打点の活躍で9-2の勝利に貢献した。2-2の9回2死三塁ではブレーブスが申告敬遠を選択。2番ムーキー・ベッツ内野手の左前適時打が決勝打となった。デーブ・ロバーツ監督は相手の敬遠策に理解を示しながら勝利を喜んだ。
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2-2の9回2死三塁で大谷は申告敬遠。続くベッツが意地の左前適時打を放ち、1点を勝ち越した。なおも一、二塁の好機から3番フリーマンも左前適時打。左翼手が後逸した間に一走のベッツも生還した。さらに4番テオスカー・ヘルナンデスが左中間に29号2ラン。勢いは止まらず、エドマン、マンシーの3者連続弾でこの回一挙7点を奪い、試合を決めた。
ベッツは3日(同4日)の敵地エンゼルス戦でも大谷の敬遠後に15号3ラン。この日の試合後に取材に応じたロバーツ監督に対し、「他の監督の立場になったら、ベッツの前で何人の打者に敬遠するか?」と質問が飛んだ。指揮官は「ハハハハハ! おそらくこの地球上に1人か2人だね」とご満悦。「1人はニューヨークにいて、もう1人は私たちのクラブハウスにいる」とアーロン・ジャッジ(ヤンキース)と大谷だけだと強調した。
敬遠後に打席に立つベッツへ言葉を掛けるのか。「彼はわかっているよ。そして、彼はムキになっていると思う。無礼だとかそういうわけではないが、自分の前の打者が歩かされたらムキになるべきだ。2回とも私たちにとってうまく働いたね」と喜んだ。
プレーオフに向けて、ベッツが意地を見せたことには「多くの成功が自信をもたらす。あのような場面でプレーできるとわかっていれば、また同じような場面が来た時にも準備ができる」と歓迎。一方、ベッツもロッカールームで取材に応じ、「僕は彼ら(相手チーム)を責めないよ。僕でも彼には投げないからね。幸運にも良い結果になってよかったよ」と笑顔で理解を示した。
前日まで5戦4敗。試合前に指揮官はチームに檄を飛ばしたという。ベッツは「『自信を持て』と言われたね。『俺たちはまだ大丈夫だ』『戦い続けろ、戦い続けろ』と伝えてくれた」と明かした。
ナ・リーグ西地区首位のドジャースだが、2位パドレスがこの日もジャイアンツに勝って、3連勝で3ゲーム差に迫っていた。直接対決3試合を残し、負ければマジック消滅の危機だったが、終盤の猛攻でそれを阻止。マジックを10とした。
(THE ANSWER編集部)