バド渡辺勇大、18歳・田口真彩との新ペアで3連続ストレート勝ち「一緒に戦っていて楽しい」「僕が残せるものを残したい」
バドミントンの全日本社会人選手権は9日、鳥取県民体育館で3日目が行われた。混合ダブルスではパリ五輪銅メダルの渡辺勇大が、新しくペアを組んだ18歳・田口真彩と出場。3回戦、4回戦に、いずれも2-0のストレート勝ち。結成から3連勝で10日の5回戦に駒を進めた。
全日本社会人バドミントン選手権
バドミントンの全日本社会人選手権は9日、鳥取県民体育館で3日目が行われた。混合ダブルスではパリ五輪銅メダルの渡辺勇大が、新しくペアを組んだ18歳・田口真彩と出場。3回戦、4回戦に、いずれも2-0のストレート勝ち。結成から3連勝で10日の5回戦に駒を進めた。
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渡辺、田口ペアは初戦となった7日の2回戦でストレート勝ち。この日は3回戦で大田隼也、木山琉聖組に2-0(21-13、21-11)で完勝すると、続く4回戦でも高橋歩夢、向井仁那組にも2-0(21-11、21-10)と寄せ付けず、結成後は3連続ストレート勝ちとなった。
渡辺は試合後「2試合だったので、一昨日よりも今日ということで、沢山話しながらプレーできた。日に日に田口が成長しているのを実感しているので、明日いいゲームができるように準備するだけ」と話した。
渡辺はパリ五輪の混合ダブルスで、東野有紗との“ワタガシ”ペアで銅メダルを獲得。中学時代から13年ともにプレーしていたが、大会後の8月16日にペア解消を発表。今大会は、昨年10月の世界ジュニア女子ダブルスで世界一に輝いた実績を持つ田口とのペアで挑んでいる。東野は女子ダブルスに転向し、この大会には櫻本絢子とのペアで出場している。
大会前、2人で練習したのは数日間だと明かした渡辺は7日の試合後、「五輪前に、ワタガシとしてのペア解消を考え始めた時、若い選手と組んでまだまだやりたいという気持ちがあって、僕の方から声を掛けさせてもらった」とペア結成の経緯を説明していた。
渡辺はこの日の取材で、田口について「とてもよく動く選手。ハングリーな選手なので、必死になって一緒に目指せるのは勉強になる。一緒に戦っていて楽しい」とコメント。「素晴らしい選手だと実感しているし、まだまだ成長できる部分もたくさんある。一緒にコートに入りながら、相手になったりしながら伝えられることもたくさんある。僕が残せるものをすべて残してやり切りたい」と話した。
ワタガシペアで臨んだ8月のダイハツジャパンオープンでは、同23日の準々決勝でヤン・ポシュアン、フ・リンファン(台湾)組に9-21、17-21でストレート負け。これが最後の試合になった。渡辺はそれからわずか15日でこの大会の開幕を迎えていた。キャリアは27歳の渡辺のほうが上だが、「教えるというより、一緒に強くなりたい。僕もハングリーでいたいし、世界のトップを目指してやっていきたい」と話した。
(THE ANSWER編集部)