水原氏の違法賭博問題を受けて会見

　米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手は25日（日本時間26日）、長く専属通訳を務めた水原一平氏が違法賭博に関与したとされる問題について声明を発表した。水原氏が大谷の資金を盗用した疑いで解雇された20日以降、この問題について初めて口を開いた。デーブ・ロバーツ監督は「非常に正直だった」と称賛。「野球に集中できること願う」と今後のサポートを約束している。

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　本拠地ドジャースタジアムで行われるエンゼルス戦の試合前に、大谷本人がメモを日本語で読み上げる形で行われた会見。通訳はかつて前田健太投手の通訳も務めていたウィル・アイアトン氏が務めた。

　大谷はその中で水原通訳の行動について「信頼していた方の過ちというのは悲しく、ショック」と話し、自身の行動に関しては「何かに賭けたりとか、誰かに代わって賭けたりとかもない」「ブックメーカーに送金することもない。彼（水原氏）がしていたことも知りませんでした」などと説明した。

　約12分間の会見を会場で聞いていたロバーツ監督は、同日行われたエンゼルスとのオープン戦後にコメント。米カリフォルニア州地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」の公式X（旧ツイッター）は動画を公開した。「ショウヘイの記者会見についての印象は？　聞きたいと思っていたことが聞けたか？」との問いに、こう答えた。

「ああ。みんなそうだと思うよ。ショウヘイは何が起きたかの見解において、非常に正直だったと思う。私も球団も、彼のことをサポートする。彼が知っていること、知らなかったことに関しては、かなりの疑問が解消された。前に進んで、後は当局に任せ、野球に集中できることを願う。彼が自分の見解を語ってくれたことを誇らしく思う」

　さらに米カリフォルニア州地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のドジャース番ジャック・ハリス記者は自身のXに「ロバーツ自身とドジャースチーム全体としてのさらなる反応：『聞かなければいけないことは全て聞いた。選手たちも同じように感じているに違いない』　オオタニは今日チームに対して話さなかったとロバーツは言ったが、選手たちと『一回限りの』会話をしていたという」とロバーツ監督の別のコメントを紹介している。