キム・ハソンがかつての本拠地へ凱旋、球審の行動に絶賛の声

　米大リーグの開幕戦が20日、韓国・ソウルの高尺スカイドームで行われた。パドレスの「5番・遊撃」で先発出場したキム・ハソン内野手にとっては、韓国プロ野球のキウム時代にプレーしたかつての本拠地球場だ。メジャー有数の内野手と評価されるようになって初の凱旋に、球審が見せた粋な計らいに「オシャレすぎる」「審判エモすぎ」と日韓のファンが沸いている。

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　2回1死、キム・ハソンはメジャーのユニホームを着て“古巣”の打席に立った。スタンドからは大歓声。近年は投球に要する時間を短くするためのピッチクロックが採用されていることもあり、このような“セレモニー”の時間も短くせざるを得ない傾向にある。

　ところがランス・バークスデイル球審は粋な行動を取った。タイムをかけて本塁にかかっている砂を払い、キム・ハソンが大歓声にヘルメットを脱いで応える時間をとったのだ。これには日韓のファンが、X（旧ツイッター）上で称賛の声を上げた。

「これがメジャーよ　オシャレすぎるでしょ」
「この演出、審判粋すぎる」
「審判エモすぎそれは粋だわ」
「審判がわざと時間をつくる。粋なはからい」
「やっぱアメリカの審判は粋だねー」
「審判最高だ」
「わざと時間を取ってくれるなんて分かってる」

　キム・ハソンは昨季はゴールドグラブ賞を獲得し、メジャーでの存在感もどんどん大きくなっている内野手。今回の開幕シリーズでは、大谷翔平に負けない注目を集めている。