世界卓球団体戦

　世界卓球団体戦（韓国・釜山）は22日、女子準々決勝が行われ、チーム世界ランク2位の日本が同8位ルーマニアに3-0で勝利を収め、準決勝進出で5大会連続メダル獲得を確定させた。伊藤美誠、早田ひな、平野美宇の黄金世代3人のオーダー。53年ぶり優勝へ4強に駒を進めた一方、伊藤を苦しめた相手エースに日本ファンは反応。「圧がすごい笑」などと声が上がっている。

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　甲高い声が会場に響き渡った。第1試合で世界ランク14位の伊藤に立ちはだかったのは、同12位のセーチだった。欧州女王はポイントを奪うごとに絶叫。金髪をなびかせながらラケットを振った。第1ゲーム（G）は11-9で先取。その後は伊藤に2Gを連取されたが、第4Gは11-6で獲り返した。ガッツポーズをつくりながら雄叫び。最終第5Gは伊藤に9-11で屈したが、確かな実力で立ち向かった。

　凄まじい気迫を見せたセ―チ。X上の日本人ファンは「気迫凄！」「声、圧がすごい笑」「雄叫びすげえ」「気合い凄いな」「セーチが綺麗過ぎて」と驚きをつづっていた。卓球における得点時の声は自身に勢いを乗せるものとされているが、気になった人もいたようだ。

　早田、平野も勝って日本は開幕から6戦とも3-0の全勝。53年ぶりの優勝へ、今大会も順当なら決勝で5連覇中の卓球王国と対戦する。