2020年から2022年途中までエンゼルスの監督を務めたマドン氏

　米大リーグ・エンゼルスで2020年から2022年の途中まで大谷翔平投手（現ドジャース）を指揮したジョー・マドン元監督が、改めて大谷の凄さを力説した。米MLB専門局の番組に出演し、「あらゆる監督がこれまで指揮してきた中で最高の選手」と絶賛。仮に野手だけだったとしても「殿堂入りできる」と主張した。

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　迷いなく言い切った。米MLB専門局「MLBネットワーク」の番組「MLBトゥナイト」に出演したマドン氏は、司会者から「ショウヘイ・オオタニはあなたが指揮した中で最高の選手か？」と問われると「もちろんさ」と即答。「あらゆる監督がこれまで指揮してきた中で最高の選手だ」と、自分が監督した選手に限らなくてもナンバーワンだと主張した。

「毎日一緒にいなければ、彼の本当の凄さを理解できない」としたマドン氏。「投打同時出場」を実現させ、二刀流の可能性を広げた監督だが、「もし野手に専念させるなら」との仮定に「おそらく右翼手」と自論を展開。「彼は外野どこでも守れるだろう。打撃練習の際に外野でボールを追いかけるところを見ていたが素晴らしかった。しっかりケアさえすれば、肩はどこでも機能するし、守備範囲は信じられない」と続けた。

　さらに「彼はそこ（右翼）で間違いなくオールスターになるし、殿堂入りもするだろう。彼はそれだけ優れているんだ」と力説。昨年受けた手術の影響で2024年は打者としてのみの出場が見込まれるが、マドン氏は「また（投手として）戻ってくると確信している。私は彼にかなりの信頼を置いている。以前のレベルに戻るために必要なことはなんだってやるだろう」と二刀流の復活を期待した。