大谷トロント行き報道で大騒動

　米大リーグでは、大谷翔平投手の新天地がドジャースに決まり、FAランキングでその次のクラスとなる山本由伸投手の行き先に注目が集まっている。米放送局「MLBネットワーク」のジョン・モロシ記者は、ヤンキースと山本側が11日（日本時間12日）に面談していると報道。その際の「ヤンキースと山本が会うために、どんな交通手段を使ったのかはわからない」という言葉を、米紙「ニューヨーク・ポスト」が皮肉めいた口調で報じている。

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　モロシ氏は8日（日本時間9日）に「ショウヘイ・オオタニの決断は間近で、早ければ今日にも決まる可能性がある」と自身のX（旧ツイッター）に投稿。さらに「ショウヘイ・オオタニは今日トロントへ向かう途中だ」と続け、ブルージェイズ入りの可能性に触れていた。

　世界中の人が、トロントに向かうビジネスジェットをインターネット上で追跡する大騒ぎになったものの、これは“誤報”に終わった。モロシ記者は自身のXで「不正確な情報を含むレポート」だったとして謝罪。「皆さんを失望させ大変申し訳ありませんでした」と謝罪していた。

　そのためか、モロシ氏は山本とヤンキースの接触をMLBネットワークの番組中で伝える際「ヤンキースがヤマモトと会うためにどんな交通手段を取ったのかは正確にはわからない」「飛行機、電車、自動車。私の専門分野ではない」と付け加えている。

　ポスト紙はモロシ氏の言動を「彼のショウヘイ・オオタニの飛行機報道が裏目に出た3日後、ジョン・モロシはMLBネットワークセグメント中に、右投げの投手ヨシノブ・ヤマモトについて議論した際に、彼の失言について笑いにしようとした」と、皮肉めいた言葉で報じた。