波乱の女子単、日本勢3選手が8強進出 奥原手応え「パフォーマンス上がってきている」
3選手はいずれも次戦で中国選手と対戦、山口「下の世代に負けないように」
山口は、カイ・ヤンヤン(中国)を破った。21-18、21-19と2ゲームとも接戦になり、「1ゲーム目の入りが悪くて先制されたり、2ゲームも中盤で集中力が少しなくなったり、全体的にもったいないミスが多く、反省点の多い試合になった」と課題を指摘したが、ストレート勝ちを収めた。次戦は、世界ランク5位の強敵チェン・ユーフェイ(中国)と対戦する。2学年下にあたるが、難敵だ。世界選手権、アジア大会でも対戦しており、今年だけでも9度目の対戦になる(5勝3敗)。「年下の選手も出てくるようになっているので、下の世代に負けないようにやっていきたい」と話す山口が、相手をはねのけられるか注目だ。
世界ランク17位の大堀は、格下のインドネシア選手にストレート勝ち。次戦は、世界ランク14位のガオ・ファンジェ(中国)と対戦する。日本勢は、1995年生まれの奥原が23歳で1学年下に大堀、2学年下に山口が続く。一方の中国勢は、98年早生まれのチェン・ユーフェイが20歳で最年長。同じ98年生まれのチェン・シャオシン、99年生まれのガオ・ファンジェと3人より下の世代にあたる。強烈な突き上げは無視できないが、大会はジャパンオープン。3選手に地元の意地を見せてもらいたいところだ。
(平野 貴也 / Takaya Hirano)