イスナーが敗戦後にラケットをちびっ子ファンに贈るも、まさかの展開が…

　男子テニスのロジャーズ・カップで敗れた選手が試合後、客席にいたちびっ子ファンにラケットをプレゼントしたが、受け取った美少女は苦笑いを浮かべる珍シーンが発生した。いったい、なぜ――。ATP公式中継サイトの「テニスTV」が動画付きで公開し、海外ファンに「少女の顔を見てごらん」「女の子の顔で笑った」「私なら欲しくないわ」と笑いが広がっている。

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　せっかくラケットをプレゼントをしたのに苦笑いされてしまったのは、ジョン・イスナー（米国）だった。9日（日本時間10日）の3回戦、カレン・カチャノフ（ロシア）戦。第1、2セットでタイブレークの接戦となりながらストレート負け。失意のまま、コートを去る場面だった。

　荷物を持って退場の準備を整えると、ベンチに立てかけていた1本のラケットを拾い上げた。試合中に使っていたものだ。そして、コートサイドを通る際、客席の最前列でサインをねだる、可愛らしい1人の女の子にそっと手渡した。敗れたにもかかわらず、なんとも粋なシーン……になるはずだった。

　もらったラケットを見つめる女の子。大喜びかと思いきや、なんとも微妙な表情を浮かべている。それもそのはず。ラケットはぐにゃりと曲がり、無残な形をしていたのだ。試合中に苛立って叩きつけたもの。女の子は口を真一文字に結んで苦笑いを浮かべ、「なんてことなの」とでも言うように肩をすくめていた。