セルヒオ・ガルシアが恐怖の場面を回顧

　米男子ゴルフの祭典、今季メジャー初戦のマスターズ（米ジョージア州オーガスタナショナルGC）でまさかのアクシデントが起きた。7日（日本時間8日）に行われた第2日。強風により、17番ホールのティーグラウンドで、すぐ近くの巨木3本が倒れた。米メディアによると、幸運にも怪我人はいないというが、決定的瞬間の映像がネット上で拡散。近くにいたセルヒオ・ガルシア（スペイン）は「凄まじい音だった」などと恐怖のシーンを振り返っている。

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　衝撃的な光景が生まれたのは17番、ティーグラウンドだった。突然、左側にあった巨木3本が倒れた。複数の米メディアがツイッター上に投稿した映像を確認すると、高さ15メートルから20メートルはあろうかという木がゆっくりと傾き始め、周囲にいたギャラリーは一斉に振り返り、咄嗟にその場から離れた人もいた。幸運にもコースとは反対側の観客がいないエリアに倒れたが、周囲の騒然とした様子がありありと伝わってきた。

　映像を投稿した米メディア「Yahoo!スポーツ」の公式ツイッターは「オーガスタでの恐怖のシーン、マスターズの17番ティー付近の木が倒れた」などと紹介。海外ファンからは「これは本当に怖い」「ぞっとするシーンだ」などと震え上がったコメントが書き込まれていた。

　同メディアの記事によると、怪我人は報告されていないといい、ある目撃者は「奇跡的だ」と語ったと報じられていたが、英紙「デイリー・エクスプレス」では15番近くのグリーンにいたガルシアのコメントを紹介している。衝撃のシーンについては「グラウンドスタンドが吹き飛んだかのような音がした。凄まじい音だった」と振り返っている。

　ガルシアによると、「二本の木が根っこから倒れ、そのうちの一本が他の木も倒した」という。「周りに人が散らばっていて、女性の近くに木が倒れたものの何とか負傷せずに済んだ。神に感謝」と危うい場所にいたギャラリーもいたと語っている。

　こうした悪天候により、第2日はサスペンデッドに。第2ラウンドの残りと第3ラウンドが行われた8日（同9日）も悪天候のため2日連続でサスペンデッドになっている。