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「8000万のドイツ人が激怒」 世界が論争した“三笘の1ミリ”、意外な男はスマホ待受に

サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)に出場した日本代表はグループリーグでドイツ、スペインという強豪を破り、2大会連続16強を達成。日本中に感動を巻き起こし、8日にチームは解散した。ここでは大会中にあった日本代表にまつわる名場面を回顧。今回は「三笘の1ミリ」。グループリーグ戦のスペイン戦で決勝弾を演出した三笘薫のアシストは判定を巡って世界で論争に。一方で、その場面をスマートフォンの待ち受け画面にするチームメートもおり、多方面で話題になった。

スペイン戦の後半6分、クロスを折り返す三笘薫【写真:ロイター】
スペイン戦の後半6分、クロスを折り返す三笘薫【写真:ロイター】

日本代表にまつわる名場面を回顧「三笘の1ミリ」

 サッカーのカタール・ワールドカップ(W杯)に出場した日本代表はグループリーグでドイツ、スペインという強豪を破り、2大会連続16強を達成。日本中に感動を巻き起こし、8日にチームは解散した。ここでは大会中にあった日本代表にまつわる名場面を回顧。今回は「三笘の1ミリ」。グループリーグ戦のスペイン戦で決勝弾を演出した三笘薫のアシストは判定を巡って世界で論争に。一方で、その場面をスマートフォンの待ち受け画面にするチームメートもおり、多方面で話題になった。

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 チームメートも待ち受け画面にしたくなるほどの“奇跡”だった。

 決勝トーナメント1回戦のクロアチア戦前、日本サッカー協会の公式YouTubeチャンネル「JFATV」が公開した舞台裏動画で、DF吉田麻也がロッカーでMF堂安律に見せていたのはスマートフォンの待ち受け画面。「三笘の1ミリ」と呼ばれたスペイン戦のアシストを真上からとらえた写真が写っていた。吉田はラインぎりぎりでボールが残っている様子を見せ「これで福が来ます」と語り、堂安も「来そう~」と同調した。

 吉田は9日に出演したフジテレビの番組で、この場面を待ち受けにした理由について「ラッキーといえばラッキーなので、福が来るかなと。この1ミリを埋めるために4年半やってきたし、この1ミリが勝敗を分けると思って」と説明。一方で「昨日、食事会があって薫に見せたら『大会終わったんで、もう変えた方がいいですよ』と言われました(笑)。でも、しばらくこれにして余韻に浸ろうかなと」と語っていた。

 こうして笑い話になるのも、すべてはVAR判定によりインプレーと認められたから。当時は試合中から「誤審」を主張する声が多方面で数々上がり、英テレビ局「ITV」の解説者で元スコットランド代表MFのスーネス氏が「8000万人のドイツ人が今、激怒しています。ボールが出ていないと示す画像を待っています」などと語り、日本の勝利で敗退が決まったドイツファンが明確な証拠が出てこないことに疑問を投げかけたことも話題になった。

 しかし、FIFAは試合翌日になり、公式ツイッターで「使用できる証拠では、ボールは完全には外に出ていなかった」とし、スロー映像を提示。接地面がラインを越えていても、ボール自体が空間上のラインにかかっていればインプレーとなるため、ゴールに認定されたことを主張した。スペインを撃破し、そしてグループリーグ1位通過という快挙につながった名場面は、後世に語り継がれていくことになりそうだ。

(THE ANSWER編集部)




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