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ドラフト“外れ1位”はハズレじゃない ヤクルト村上、巨人坂本ら大当たりも数知れず

2022年の「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が20日、都内のホテルで行われた。1位指名する選手を事前に公表していたのは9球団。その全てが異なる選手という異例のドラフトだったが、それでも2選手に競合指名が入った。くじ引きの結果、高松商高・浅野翔吾外野手は巨人が、立大・荘司康誠投手は楽天が交渉権を獲得。今年も“外れ1位”となった選手が2人出たが、過去を遡ると逃した選手と同等、もしくはそれ以上の成績を残した選手も少なくない。

村上宗隆(撮影は2021年)【写真:Getty Images】
村上宗隆(撮影は2021年)【写真:Getty Images】

プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD

 2022年の「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が20日、都内のホテルで行われた。1位指名する選手を事前に公表していたのは9球団。その全てが異なる選手という異例のドラフトだったが、それでも2選手に競合指名が入った。くじ引きの結果、高松商高・浅野翔吾外野手は巨人が、立大・荘司康誠投手は楽天が交渉権を獲得。今年も“外れ1位”となった選手が2人出たが、過去を遡ると逃した選手と同等、もしくはそれ以上の成績を残した選手も少なくない。


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 過去5年間に絞っても“外れ1位選手”が活躍しているケースは多い。代表的なのは、今や日本球界No.1スラッガーとなったヤクルトの村上宗隆内野手(2017年ドラフト1位)。ただ、村上は7球団競合となった早実・清宮幸太郎(日本ハム)を外したヤクルト、楽天、巨人の3球団が指名し、くじ引きでヤクルトが交渉権を得ている。

 村上はプロ1年目から1軍デビューすると、2年目には36本塁打をマーク。昨年初の本塁打王を獲得し、今年は王貞治氏の日本人シーズン本塁打記録を超える56本塁打を放つなど、史上最年少の22歳で三冠王に輝いた。

 2019年ドラフトで、オリックスは石川昂弥(中日)、河野竜生(日本ハム)と立て続けにくじ引きで外し、興南高の宮城大弥を“外れ外れ1位”に指名した。宮城は1年目から初勝利をマークすると、2年目には13勝4敗、防御率2.51の好成績で新人王に。今季も11勝をマークするなどオリックスの2年連続リーグ優勝に貢献している。

 2018年ドラフトの近本光司も“外れ外れ1位”。藤原恭大(ロッテ)、辰己涼介(楽天)と続けてくじで外した阪神が、大阪ガスの近本を1位指名した。ルーキーイヤーから走攻守に優れた外野手としてレギュラーに定着。プロ4年間で3度の盗塁王、21年には最多安打のタイトルを獲得している。

 さらに遡れば山田哲人(ヤクルト)、坂本勇人(巨人)らもおり、大活躍するケースを挙げればきりがない。今年は阪神1位の森下翔太外野手(中大)、ロッテ1位の菊地吏玖投手(専大)が“外れ1位”に該当するが、プロの舞台での活躍に期待したい。

(THE ANSWER編集部)




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