ブルージェイズの左腕メイザ「彼に敬意を示し、祝福するよ」

　米大リーグ・ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が28日（日本時間29日）、敵地ブルージェイズ戦の7回に61号2ランを放った。1961年にロジャー・マリスが打ち立てたリーグ記録に到達。メモリアル弾を打たれたティム・メイザ投手は「彼に敬意を示し、祝福するよ」と試合後に語った。

【注目】CW-Xを川澄奈穂美選手がお試し　運動パフォーマンスを支える「股関節サポート機能」って？（W-ANS ACADEMYへ）

　たった1球だけ甘くなった。無死一塁の第4打席、ジャッジと対峙したメイザはファウルで粘られ、フルカウントからの8球目に投じた速球が真ん中付近に。打球はレフト方向へ一直線。フェンスの向こうにあるブルペンに着弾した。敵地にも関わらず、ファンは総立ちで大歓声。ダイヤモンドを一周したジャッジはベンチの前で出迎えたチームメート一人一人と抱擁し、歓喜を分かち合った。

　MLB公式サイトのブルージェイズ番キーガン・マシソン記者は自身のツイッターでメイズのコメントを紹介。「自分はたぶん一度のミスを犯したが、彼はそれを逃さなかった。彼に敬意を示し、祝福するよ。優れた打者相手にたった1球が甘く入ってしまった」と祝福しながら、失投を悔やんだ。