大谷翔平、降板直前に一瞬見せた“礼儀正しい仕草”が米話題「オオタニ、あなた最高」【5月の二刀流】
米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手は5月までの日程を終了。6月初戦となるはずだった1日(日本時間2日)の敵地ヤンキース戦は、雨天中止となった。5月に見せてくれた投打での名珍場面について、編集部が「5月の二刀流」としてピックアップ。新たな戦いに向け、その歩みを振り返る。今回は投手編。二刀流ならではの“忘れ物”、続投への強い意志を示したシーンなどが話題になった。
5月の活躍を振り返る、今回は「投手編」
米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手は5月までの日程を終了。6月初戦となるはずだった1日(日本時間2日)の敵地ヤンキース戦は、雨天中止となった。5月に見せてくれた投打での名珍場面について、編集部が「5月の二刀流」としてピックアップ。新たな戦いに向け、その歩みを振り返る。今回は投手編。二刀流ならではの“忘れ物”、続投への強い意志を示したシーンなどが話題になった。
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○5月5日(同6日)、敵地レッドソックス戦「ポケットの中にあった“忘れ物”」
大谷ならではの“忘れ物”が話題になった。「3番・投手兼DH」で出場した試合、2回2死から安打を打たれたタイミングで、なぜかマウンドを降りた。ベンチの方に歩いていくと、ユニホームのポケットから黒い手袋を取り出して渡していた。どうやら出塁した際に使用する走塁用手袋がポケットに入ったままだったようだ。
米実況席も「何かわかりませんが、バッティンググローブ(実際には走塁用手袋)を取り忘れたようですね」と驚いた一幕。MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」公式ツイッターも「親近感ありすぎる瞬間」などと紹介していた。この日は7回無失点11奪三振の快投で今季3勝目をマーク。ベーブ・ルースが100年以上前に活躍した二刀流の聖地フェンウェイパークで、打っても4打数2安打1打点と投打で躍動した。
○5月26日(同27日)、本拠地ブルージェイズ戦「登板中に“誘導係”になる珍事」
6回6安打5失点で3敗目を喫したブルージェイズ戦では、相手打者とのやり取りが話題になった。2点ビハインドの4回、先頭のタピアを投ゴロに打ち取ったシーンだ。大谷が一塁側に転がったボールを捕球し、そのままタッチしようとしたところ、タピアは走るのをやめて、立ち止まった。すると大谷が“あちらへどうぞ”という風にダグアウトを指さす。“誘導”されたタピアも諦めたかのように一塁ベンチへ走って戻っていった。
この珍しいシーンにはMLB公式ツイッターも注目。実際の動画も公開したところ、現在までに112万回を超えて再生され、米ファンからは「2人のジェントルマン・ムーブ」「ショウヘイはユーモアの塊」「面白い」「オオタニの行動には品がある」「こんなシーン見たことない」「おうちに帰りましょう」などとコメントが集まった。3敗目を喫した大谷だったが、10奪三振を記録するなど意地も見せた。
〇11日(同12日)、本拠地レイズ戦「登板で目撃された“礼儀正しい”一瞬の仕草」
勝ち負けはつかなかったものの、6回1失点と好投したレイズ戦。最後のイニングで、気持ちを感じさせる瞬間があった。先頭打者を遊飛に打ち取ると、疲労を心配したのか投球コーチと水原一平通訳らがマウンドへ出向く。続く打者・崔志萬から三振を奪うとベンチが動きかけた。しかし、大谷は表情を崩さず、右手の手のひらでそれを制した。
コーチも“続投意思”に思わず苦笑い。続くアロサレーナを3球三振に仕留め、6回を投げ抜いてマウンドを降りた。20連戦最後の試合で92球を投じた大谷。「ピッチングニンジャ」の愛称で知られる米投球分析家ロブ・フリードマン氏は「ショウヘイ・オオタニ『いや、そこにいてくれ』。礼儀正しく」とツイッターに記し、実際のポーズを動画で紹介。米ファンからは「オオタニ、あなた最高よ」「彼にプレーさせて!」「人間界の神だ」「敬意を持ってね」とコメントが寄せられていた。
大谷のここまでの打撃成績は49試合で打率.249、11本塁打、32打点。投手成績は8登板、3勝3敗、防御率3.45となっている。明日2日(同3日)はヤンキースとのダブルヘッダー。第1戦に大谷は投手として登板予定だ。昨年6月のヤンキースタジアムでの登板では、1回持たず7失点を喫しているが、リベンジなるか注目が集まる。
(THE ANSWER編集部)