[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

B1東地区4位から下剋上 外国籍“3番手”の成長を導いた、宇都宮に根づく「勝者の文化」

本当の強さは「数字に出ない要素」

 準決勝で連敗を喫した川崎の佐藤賢次HC、選手が挙げていた宇都宮の強みが、ディフェンスのバリエーションと“使い分け”だ。佐藤HCは22日の試合後にこう述べている。

【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」(W-ANS ACADEMYへ)

「宇都宮さんはいろんなディフェンスを混ぜてくる。ショウ(出るふりをして戻るディフェンス)で来たり、下がったり、スイッチしたり……」

 宇都宮はフィジカルで、インテンシティの高いチームだ。しかも試合の中で柔軟に相手への対応を変えてくる。タイムアウト明けにゾーンディフェンスを使う、相手のシュートが入ったらマンツーマンに戻す……というような、ありきたりな変化ではない。どうやって選手同士が情報を共有しているのか不思議に思えるようなタイミングで、違う守備戦術に変えてしまう。

 守備戦術の消化、遂行力といった部分でも、フィーラーとフォトゥはチームにフィットしている。安齋HCの手腕と、コミュニケーションの力だろう。

 失点の少なさ、リバウンドの多さ……。宇都宮の強さは、そうやって数字で表現できる。しかし本当の強さはカルチャー、コミュニケーションといった数字に出ない要素だ。

(大島 和人 / Kazuto Oshima)


W-ANS

1 2 3
W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集