暫定3位の19歳内田ことこ 「琴子」から“改名”した理由「内田琴子2は気乗りせず…」
国内女子ゴルフツアー今季第3戦・Tポイント×ENEOSの初日が18日、鹿児島高牧CC(6419ヤード、パー72)で行われた。悪天候でスタートは4時間遅れとなり、第1ラウンド(R)は午後6時21分に日没サスペンデッドとなった。出場108人中、42人がホールアウト。昨年6月のプロテストに合格した内田ことこ(加賀電子)は、4バーディー、2ボギーの70で回り、2アンダーで暫定3位につけた。暫定1位には、9ホール終了で4アンダーの天本ハルカ(フリー)が立っている。
国内女子ツアー第3戦・Tポイント×ENEOS
国内女子ゴルフツアー今季第3戦・Tポイント×ENEOSの初日が18日、鹿児島高牧CC(6419ヤード、パー72)で行われた。悪天候でスタートは4時間遅れとなり、第1ラウンド(R)は午後6時21分に日没サスペンデッドとなった。出場108人中、42人がホールアウト。昨年6月のプロテストに合格した内田ことこ(加賀電子)は、4バーディー、2ボギーの70で回り、2アンダーで暫定3位につけた。暫定1位には、9ホール終了で4アンダーの天本ハルカ(フリー)が立っている。
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19歳の内田が、巧みなアプローチを武器に好発進した。13番パー5。ピンまで残り40ヤーから9番アイアンでボールを転がし、3メートルにつけた。これ沈めてバーディー。この距離のアプローチはウェッジを使う選手が大半だが、内田はその理由を分かりやすく説明した。
「ピンがグリーン奥にあって、転がすイメージが湧いてきました。いつも教えていただいている中島常幸プロからも、『アプローチでもいろんなクラブを使えるようにしなさい』と言われてきていますので」
北海道南幌町出身だが、冬場にラウンドができないことから栃木県足利市に移って東松苑GCで練習を重ねた。同コースは中島の父が設計したコースであり、内田は「ここで中島さんと出会って、グリーン周りの技は視野が広がりました」と明かした。
そして、見事に最終プロテストに一発合格。プロとして最初に手掛けた仕事は、プレーではなく、登録名の変更だった。理由は、本名の内田琴子と同姓同名で49歳の選手がいたから。周囲からは「内田琴子2」の提案もあったというが、最終的には「内田ことこ」にするに至った。
「『内田琴子2』については、最初に『ああ、いいですよ』と言ったものの気乗りはしなかったので、協会の方と話してひらがな表記にしました。琴子ってすごく珍しい名前と言われてきたので、ビックリしましたが、『ことこ』も気に入っています。いろんな人に『見つけやすくなった』とも言われますし」
若手が席けんするツアーで、プロテスト合格の同期組にも双子の岩井明愛、岩井千怜姉妹、トップ合格の佐久間朱莉ら有望選手が多くいるが、内田のその1人。目標は同期の誰よりも早く勝つことで「今季中に優勝して、シード権も取りたいです」と言葉に力を込めた。
(THE ANSWER編集部)