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渡辺、東野組、被災した「忘れられない日」に白星発進「1つでも勝って元気づけたい」

バドミントンの国際大会、全英オープンが11日に英国バーミンガムで開幕し、混合ダブルス世界ランク4位の渡辺勇大/東野有紗(日本ユニシス)は、同29位のコ・スンヒョン/オム・ヘウォン(韓国)にストレート(23-21、21-14)で勝利し、2回戦に駒を進めた。

ストレート勝ちした渡辺、東野組【写真:平野貴也】
ストレート勝ちした渡辺、東野組【写真:平野貴也】

福島・富岡一中出身の2人、「3.11」にストレート勝ちで2回戦進出

 バドミントンの国際大会、全英オープンが11日に英国バーミンガムで開幕し、混合ダブルス世界ランク4位の渡辺勇大/東野有紗(日本ユニシス)は、同29位のコ・スンヒョン/オム・ヘウォン(韓国)にストレート(23-21、21-14)で勝利し、2回戦に駒を進めた。

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 序盤をリードした第1ゲームは中盤以降に逆転を許し、ゲームポイントを2度握られて苦しんだが、23-21とひっくり返して底力を発揮。第2ゲームは、連係がスムーズになり、危なげなく勝ち切った。1月の2大会は欠場しており、今季は初戦。右ひざの周囲にテーピングを巻いており、所狭しと跳ね回るようなフットワークを抑えるように戦った渡辺は「かなり久々の大会で、体力的に厳しかった。状態は、ほとんど問題ないけど、1ゲーム目は、少し息が上がるのは早かった」と苦戦の要因を話し、東野は「中間に打たれる球を任せれば良いのに、自分が動いてしまっていたので修正した」と手応えを語った。

 渡辺は「いつも全英オープンで3月11日を迎えるので、思い出させてくれる大会でもある」と特別な日付に思いを馳せた。渡辺は東京、東野は北海道の出身だが、2人とも福島県の富岡一中(現:ふたば未来学園中高)の卒業生。2011年の3月11日、東日本大震災の際には、渡辺が中学1年生、東野が2年生だった。3年生の卒業式を終えた後、練習に取り組んでいるときに被災。体育館の天井から電灯が落下する中で避難した。渡辺は「忘れてはいけない日。まだ復興が進まない中、1つでも勝って元気付けられるようにしたい。時差があって、(各地でともに追悼を行う地震発生時刻の)その瞬間は迎えられなかったけど、こうしてバドミントンをできることは、当たり前ではない。一つひとつを大事にしたい」と9年前から抱え続けている思いをあらためて語った。

 震災後の12年に初めてペアを組んだ2人は、世界の頂点を狙うペアに成長した。全英オープンは、世界選手権よりも歴史が古く、最も権威のある大会。2人は、2018年に初優勝。昨季も準優勝と好成績を収めており、3年連続の決勝進出を狙う立場にある。もちろん、世界の頂点を狙う立場は、東京五輪のメダル候補であることを意味している。この種目は、中国の2強が大きくリードしているが、2人は割って入って金メダルを狙おうとどん欲だ。五輪出場権の獲得はすでに確実だが、五輪のメダルを狙うためには、現在保持している4強シードを確保し続けなければ難しく、本番まで戦いは続く。渡辺は「この大会は、優勝を狙っているし、初めて出たとき(17年、ベスト4)から良い成績を残せているので、自信を持って臨みたい」と良い縁のある伝統の大会で躍進する意気込みを示した。

 渡辺のコンディションが気になるところだが、状態を把握した上で戦い方を選んで対処するのも実力。震災の日から9年、苦難のときも好きなバドミントンで進化を目指し続けて成長した2人は、初戦の第1ゲームで苦境をくぐり抜けてみせたように、磨いてきた連係と修正力で勝利という結果に突き進む。

(平野 貴也 / Takaya Hirano)

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