将来フィジカルトレーナーになりたい モノをいうのは「現場力」、必要な知識・資格は?
この職業で長く食べていくためには「仕事が好きかどうか」が大きい
将来、トレーナーとして「誰を対象に仕事をしたいのか」、そして「対象者に何を提供したいのか」を明確にすると、進むべき道や必要な資格が自然と見えてきます。
また、現場に出てからも、方向転換することはできます。実際、理学療法士の勉強を進めていたり、国家資格を取ったりした後、フィジカルトレーナーに転向される方も多い。ですから、「今は何をやりたいのか」を考え、取得する資格を選んでよいと思います。
ちなみに私も、元々は理学療法士を目指していましたが、いろいろと調べて行くなかで自分のやりたい仕事は、「マイナスをゼロにする」リハビリではなく、結果を求める選手たちを「ゼロからプラスにする」仕事をしたいと、方向転換をしました。「ゼロにして送り出す」のではなく、目標に向かう選手を長期に渡り支え、共感しながら、現場でサポートする仕事がしたいと気づいたためです。
個人的にはこれから進学先を選べるのであれば、体育大学がおすすめです。やはり体の基礎的なことを学べますし、知識や理解に広さと厚みが持てます。
それから、この職業で長く食べていくには、仕事が好きかどうかがすごく大きいと感じます。「好き」という気持ちのある方はそれが原動力になり、成功します。
フィジカルトレーナーは、様々な形で人間の体と関わることのできる、とてもやりがいのある仕事です。晴れて学校を卒業した際は是非、私の会社に連絡をください!
(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)