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格闘技のコラム一覧

  • 衝撃V2中谷潤人を作った米国合宿で目撃 汗だくヘロヘロ…15歳から続く「精神と肉体」の過酷修行

    2024.10.15

    ボクシングのWBC世界バンタム級(53.5キロ以下)タイトルマッチ12回戦が14日、東京・有明アリーナで行われ、王者・中谷潤人(M.T)が同級1位ペッチ・ソー・チットパッタナ(タイ)に6回2分59秒TKO勝ちした。プロ77戦でダウンすらない挑戦者に衝撃的なフィニッシュで2度目の防衛に成功。世界的評価を受ける次代の最強ボクサーがまたも期待に応えた。  中学卒業後の15歳から単身渡米を決断。世界の猛者が集まる過酷な環境で腕を磨いてきた。今回も8月末から1か月、米ロサンゼルスで約160回のスパーリング合宿を敢行。ランダムで決まる相手と拳を交え、ヘロヘロになるまで追い込む姿を「THE ANSWER」の記者が見た。戦績は26歳の中谷が29勝(22KO)、30歳のペッチが76勝(53KO)2敗。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)

  • 「僕の拳には想いが乗っている」 対戦相手の死、12年前の雪辱…執念で掴んだ堤聖也の世界王座

    2024.10.14

    ボクシングのWBA世界バンタム級(53.5キロ以下)タイトルマッチ12回戦が13日、東京・有明アリーナで行われ、挑戦者の同級2位・堤聖也(角海老宝石)が王者・井上拓真(大橋)に3-0で判定勝ち(114-113、115-112、117-110)した。  世界初挑戦で悲願を達成し、高校時代に敗れた宿敵に雪辱。8か月前には対戦相手のリング禍を経験した。「ボクシングって何だろう」。全ての対戦相手の想いを拳に乗せ、その答えを表現しながら掴んだ世界のベルトだった。戦績は28歳の堤が12勝(8KO)2分け、3度目の防衛に失敗した28歳の拓真が20勝(5KO)2敗。観衆は9500人。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)

  • 「自分に勝つって気持ちいい」 サボり癖、体重超過、金のため…ボクサー比嘉大吾が再び宿した炎

    2024.09.07

    自分に勝つ、これは実に難しい。その壁を打ち破り、6年5か月ぶりにたどり着いた世界戦だった。3日のボクシングWBO世界バンタム級タイトルマッチ(東京・有明アリーナ)。同級1位・比嘉大吾(志成)が王者・武居由樹(大橋)に挑んだ。2018年4月に体重超過でWBC世界フライ級王座剥奪。闘争心を失った時期を乗り越え、自分との闘いを制して臨んでいた。戦績は28歳の武居が10勝(8KO)、29歳の比嘉が21勝(19KO)3敗1分け。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)

  • 井上尚弥、5階級制覇を視野に入れた62.7kg過去最重量 その地盤は「ゴム人間の孫悟空」の心身

    2024.09.04

    ボクシングの世界スーパーバンタム級(55.3キロ以下)4団体統一王者・井上尚弥(大橋)は3日、東京・有明アリーナで元IBF世界同級王者TJ・ドヘニー(アイルランド)との4団体防衛戦で7回0分16秒TKO勝ちした。相手の負傷棄権というまさかの幕切れとなったが、いつも通り何もさせない展開。その地盤には「ゴム人間の孫悟空」という肉体と気概があった。戦績は31歳の井上が28勝(25KO)、37歳のドヘニーが26勝(20KO)5敗。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)

  • 井上尚弥、美しさすら漂う9分間のシャドー ドヘニー戦へ慢心皆無、練習に滲み出た達人の境地

    2024.08.22

    ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が21日、9月3日に東京・有明アリーナで行われる元IBF世界同級王者TJ・ドヘニー(アイルランド)との4団体防衛戦に向け、神奈川・横浜市内の所属ジムで練習を公開した。高い意識が垣間見えたのが9分間のシャドー。パンチ一発ずつに意図があり、緩みは皆無だった。NTTドコモの映像配信サービス「Lemino」で独占無料生配信。戦績は31歳の井上が27勝(24KO)、37歳のドヘニーが26勝(20KO)4敗。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)

  • 五輪金メダル→プロで世界一 「夢を与える」と言わないアスリートの持論「叶わなければ負け犬か?」――ボクシング・村田諒太

    2024.08.11

    スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト「THE ANSWER」はパリ五輪期間中、「シン・オリンピックのミカタ」と題した特集を連日展開。これまでの五輪で好評だった「オリンピックのミカタ」をスケールアップさせ、大のスポーツファンも、4年に一度だけスポーツを観る人も、五輪をもっと楽しみ、もっと学べる“見方”をさまざまな角度から伝えていく。「社会の縮図」とも言われるスポーツの魅力や価値が社会に根付き、スポーツの未来がより明るくなることを願って――。

  • 「人間は罪とともに生きている」 金メダル→世界一と歩み、「人間の弱さ」を悟った人生とスポーツの哲学――ボクシング・村田諒太

    2024.08.11

    スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト「THE ANSWER」はパリ五輪期間中、「シン・オリンピックのミカタ」と題した特集を連日展開。これまでの五輪で好評だった「オリンピックのミカタ」をスケールアップさせ、大のスポーツファンも、4年に一度だけスポーツを観る人も、五輪をもっと楽しみ、もっと学べる“見方”をさまざまな角度から伝えていく。「社会の縮図」とも言われるスポーツの魅力や価値が社会に根付き、スポーツの未来がより明るくなることを願って――。

  • 人と殴り合うスポーツが人を育てること 痛みを知り「脳汁ドバドバ」の世界で悟った己のスケール――ボクシング・入江聖奈

    2024.08.10

    スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト「THE ANSWER」はパリ五輪期間中、「シン・オリンピックのミカタ」と題した特集を連日展開。これまでの五輪で好評だった「オリンピックのミカタ」をスケールアップさせ、大のスポーツファンも、4年に一度だけスポーツを観る人も、五輪をもっと楽しみ、もっと学べる“見方”をさまざまな角度から伝えていく。「社会の縮図」とも言われるスポーツの魅力や価値が社会に根付き、スポーツの未来がより明るくなることを願って――。

  • 那須川天心が置き去りにした実力懐疑論 外野の声は聞こえない、圧倒TKOを生んだ6か月の没頭

    2024.07.21

    ボクシングのWBA世界バンタム級7位・那須川天心(帝拳)が20日、東京・両国国技館でボクシング転向4戦目として120ポンド(約54.43キロ)契約10回戦に臨み、同級4位ジョナサン・ロドリゲス(米国)に3回1分49秒TKO勝ちした。初めての世界ランカー対決で圧勝。課題克服を楽しみ、外野の声を振り切りながらデビュー4連勝で進化を見せた。戦績は25歳の那須川が4勝(2KO)、25歳のロドリゲスが17勝(7KO)3敗1分け。観衆は8000人。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)

  • 世界戦中止を知る直前の電話口「まだ戦闘態勢で…」 2.9kg体重超過された王者・田中恒成の胸中

    2024.07.20

    ボクシングのWBO世界スーパーフライ級(52.1キロ以下)タイトルマッチ12回戦(東京・両国国技館)の前日計量が19日、都内で行われ、同級12位ジョナタン・ロドリゲス(メキシコ)の大幅な体重超過で試合中止になった。制限体重を2.9キロも上回る55.0キロ。リミットで一発パスした王者・田中恒成(畑中)は、再計量前の相手と笑顔で握手を交わした。その様子には最後まで試合実現を信じる様子が窺えた。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)

  • 対戦相手の死を経て「今、僕が言うこと」 敢えてボクシングの魅力をリングで語った堤聖也の真意

    2024.07.08

    ボクシングの56キロ契約10回戦が7日、東京・両国国技館で行われ、前日本バンタム級王者・堤聖也(角海老宝石)がウィーラワット・ヌーレ(タイ)に4回1分13秒TKO勝ちした。昨年12月に対戦した相手がリング禍に見舞われて以来の一戦。世界前哨戦と位置づけられた試合を勝ち切り、リングから敢えてボクシングの魅力を語った。そこには外野に想像できないものがある。戦績は28歳の堤が11勝(7KO)2分け、22歳のウィーラワットが4勝(2KO)2敗。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)

  • 「世間をギャフン」 那須川天心、世界挑戦時期を占う4戦目「まだ納得したくない奴らに…」

    2024.06.01

    ボクシングの那須川天心(帝拳)は31日、都内で会見し、7月20日に東京・両国国技館でジョナサン・ロドリゲス(米国)と自身初の10回戦(最大10ラウンド)を行うことを発表した。ボクシング転向4戦目で初の世界ランカー対決。今後の世界挑戦時期を占う一戦と位置づけた。興行はAmazon プライム・ビデオで生配信。戦績は25歳の那須川が3勝(1KO)、ロドリゲスが17勝(7KO)2敗1分け。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)

  • 日本国民が井上尚弥に夢を見た その陰で59年の人生初、重圧と闘った興行主・大橋会長の武者震い

    2024.05.10

    34年前に夢見た景色を現実にした。ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が6日、東京ドームで元世界2階級制覇王者ルイス・ネリ(メキシコ)に6回1分22秒TKO勝ち。日本中が待ちわびた歴史的興行だったが、井上陣営の大橋秀行会長にとっても34年前に夢見たものだった。会場の確保から相手選び、問題児のネリをリングに上げるまで味わった重圧。興行主として“イメトレ”さえできない苦労があった。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)

  • 10歳で母から離れ、出会った育ての父 「悪ガキ」だった武居由樹がボクシングで届けた涙の親孝行

    2024.05.08

    一緒に夢を掴みたい人がいた。ボクシングのWBO世界バンタム級タイトルマッチ12回戦が6日、東京ドームで行われ、同級5位・武居由樹(大橋)が王者ジェイソン・マロニー(オーストラリア)に3-0の判定勝ち。日本人初のK-1とボクシングの両方で世界王者になった。同門の世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥が、ルイス・ネリ(メキシコ)に6回TKO勝ちした歴史的興行。セミファイナルで存在感を示した。

  • 井上尚弥に悔しさを与えた有明の空席 必要なのは発言か、キャラか…「実力だけ」で叶えた東京D

    2024.05.07

    ボクシングの世界スーパーバンタム級(55.3キロ以下)4団体タイトルマッチ12回戦が6日、東京ドームで行われ、王者・井上尚弥(大橋)がWBC1位の指名挑戦者ルイス・ネリ(メキシコ)に6回1分22秒TKO勝ちした。34年ぶりに開催された東京ドームボクシング興行。過去にドーピング騒動や体重超過を起こし、日本と因縁深い悪童を迎え撃ち、4万3000人を熱狂させた。

  • 井上尚弥と戦うネリに告ぐ 日本人は絶対に忘れない、「どす黒い憎悪」が渦巻いた山中戦の国技館

    2024.05.06

    ボクシングの世界スーパーバンタム級(55.3キロ以下)4団体タイトルマッチ12回戦が6日、東京ドームで行われる。5日は都内で前日計量が行われ、4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が55.2キロ、元世界2階級制覇王者の挑戦者ルイス・ネリ(メキシコ)が54.8キロで一発クリア。ネリは懸念された計量を突破し、山中慎介戦で大幅な体重超過を犯して以来となる日本での試合を迎える。

  • 井上尚弥がネリにぶつけた20秒の殺気 距離わずか2cmの見えない殴り合い「駆け引きは始まってる」

    2024.05.05

    ボクシングの世界スーパーバンタム級(55.3キロ以下)4団体タイトルマッチ12回戦が6日、東京ドームで行われる。5日は東京ドームホテルで前日計量が行われ、メインイベントの王者・井上尚弥(大橋)が55.2キロ、元世界2階級制覇王者の挑戦者ルイス・ネリ(メキシコ)が54.8キロで一発パス。34年ぶりの東京Dボクシング興行がついに成立した。殺気だった睨み合いは20秒。駆け引きを繰り出し、早くも決戦のゴングを鳴らした。戦績は31歳の井上が26勝(23KO)、29歳のネリが35勝(27KO)1敗。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)

  • なぜ、ボクシングの東京D興行が難しいのか「井上尚弥しかできない」 令和に乗り越えた4つの壁

    2024.05.05

    ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一戦12回戦が6日、東京ドームで行われる。4日は神奈川・横浜市内で会見が開かれ、メインイベントの王者・井上尚弥(大橋)と元世界2階級制覇王者の挑戦者ルイス・ネリ(メキシコ)らが出席。懸念されたネリの体重も順調で、34年ぶりの東京Dボクシング興行が成立間近となった。なぜ、34年かかったのか。井上だから乗り越えられた4つの壁がある。戦績は31歳の井上が26勝(23KO)、29歳のネリが35勝(27KO)1敗。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)

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