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バスケ日本は米国戦大敗で何を得たのか 渡邉拓馬「育成年代の指導者が何を感じたか」

バスケットボールのワールドカップ(W杯・DAZNで生配信)で1次リーグ敗退が決定している世界ランク48位の日本は5日、同1位・米国との1次リーグ最終戦(上海・東方体育中心)を行い、45-98で完敗。3戦全敗で順位決定戦に回ることになった。エースの八村塁(ウィザーズ)が代表自己最少の4得点に封じられ、力の差をまざまざと見せつけられた日本。

米国との1次リーグ最終戦に出場した八村塁【写真:Getty Images】
米国との1次リーグ最終戦に出場した八村塁【写真:Getty Images】

屈辱の大差負け、1次リーグ無念の3連敗…元日本代表の名手に聞く

 バスケットボールのワールドカップ(W杯・DAZNで生配信)で1次リーグ敗退が決定している世界ランク48位の日本は5日、同1位・米国との1次リーグ最終戦(上海・東方体育中心)を行い、45-98で完敗。3戦全敗で順位決定戦に回ることになった。エースの八村塁(ウィザーズ)が代表自己最少の4得点に封じられ、力の差をまざまざと見せつけられた日本。現実を突きつけられた格好となったが、この試合で日本が得たものはあったのだろうか。「THE ANSWER」は元日本代表・渡邉拓馬氏に聞いた。

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 ◇ ◇ ◇

 この点差が、今の実力の差だと思います。全てにおいて差がありました。走る事にしても、ドリブルにしても、ディフェンスにしても、シュートの確率にしてもそう。米国のディフェンスも、ただプレッシャーをかけるのではなくて、オフェンスの嫌なところに手を出してくる。オフェンスからしたらどうしたら良いかわからないような、プレッシャーのかけかたがありました。

 それをチームとして、当たり前のようにできるのが世界のレベル。トルコ、チェコの2チームとは全然違いました。日本は個々のプレーで打開するしかなく、試合を通してリズムが良くなる気配がなかった。自分たちのプレーにもっていけるような時間はほとんどなかったかもしれません。試合が終わった後の八村選手や、渡邊選手の表情やコメントを聞いても、屈辱感はあったと思います。

 Bリーグでプレーしている選手にとっては、欧州の選手とは違う圧力、経験したことのない圧力を感じたのではないでしょうか。それを今後、どう伝えていくか、難しいと思います……。実際にコートに立った人にしかわからない。それを多くの人が体験しなくてはいけない。バスケにおける課題です。

 八村選手に対しては当然マークも厳しくやりづらさはあったと思います。NBA選手が1on1に強いということを改めて感じたでしょう。これまでの試合では相手とのマッチアップでは彼の強さが上でしたが、今回は抜けなかった。接触で優位に立てなかったシーンが多かった。1対1で彼がリズムを作って、オープンになることがほとんどありませんでした。ジャンプシュートにしてもタフショットばかり。力みもあったと思います。

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