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「出るだけで800万円」 南極もアフリカも…世界7大陸を飛んで毎日42.195kmの異次元マラソン、5日間19時間7分で世界記録

インタビューでこれまでのキャリアについて語った尾藤さん【写真:編集部】
インタビューでこれまでのキャリアについて語った尾藤さん【写真:編集部】

7大陸マラソン完走の「次」に見据えるのは「サハラ砂漠マラソン日本人初優勝」

 尾藤さんは、7大陸を走り切ったが、その余韻に浸ることなく、次の目標に向かって進んでいる。

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「次は、サハラ砂漠マラソン250キロで優勝したいんです」

 尾藤さんは、そう語る。

「初めての海外レースがサハラ砂漠250キロで、これで私の人生がガラッと変りました。それだけに思い入れが強いんです。それにサハラ砂漠250キロは、世界最大規模で、このステージレースに1300人もの人が集まるんです。そういう中、過去2位、3位と来ているので、あとは真ん中に立つしかないじゃないですか。ここで優勝することができれば、もっといろんな人にこのレースの魅力やこういう世界もあるんだよっていうことを知ってもらえると思うんです。だから、日本人初の優勝をするために4月、サハラに飛びます」

 第39回、サハラ砂漠250キロは、4月4日から14日まで開催される。

 3度目の正直となるサハラ砂漠で、尾藤さんはこれまでの経験を活かし、練習の成果をすべて出し切るはずだ。その先には、どんな新しい景色が見えるのだろうか。

(第3回へ続く)

(佐藤 俊 / Shun Sato)

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佐藤 俊

1963年生まれ。青山学院大学経営学部を卒業後、出版社勤務を経て1993年にフリーランスとして独立。W杯や五輪を現地取材するなどサッカーを中心に追いながら、大学駅伝などの陸上競技や卓球、伝統芸能まで幅広く執筆する。『箱根0区を駆ける者たち』(幻冬舎)、『学ぶ人 宮本恒靖』(文藝春秋)、『越境フットボーラー』(角川書店)、『箱根奪取』(集英社)など著書多数。2019年からは自ら本格的にマラソンを始め、記録更新を追い求めている。

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