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賞金総額は50億円? 井上尚弥、米関係者の間で参戦が噂される「WBSS」とは

すでに井上陣営にはオファーが届いたという真偽不明の噂も…

 このWBSSとは、リチャード・シェイファー、カレ・ザワーランドという米独のプロモーターが主催する賞金争奪トーナメントだ。昨年9月にスタートした第1回ではクルーザー級、スーパーミドル級の8選手がトーナメントを行い、2階級ともにあとは決勝戦を残すのみ。優勝者には賞金と“モハメド・アリ・トロフィー”が贈呈され、賞金総額は実に5000万ドル(約53億万円)という大イベントだ。

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 WBSSが開始当初、そのスケールの大きさに懐疑的な関係者が多かった。しかし、WBO世界クルーザー級王者オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)、IBF同級王者ムラト・ガシエフ(ロシア)、WBA世界スーパーミドル級王者ジョージ・グローブス(英国)といった多くの好選手が参戦したこともあり、好ファイトが頻発。トーナメントは成功と言って良く、第2回の挙行も確実視されている。

 ナム記者が述べた通り、“次回はバンタム級での開催か”“井上が出場候補に挙がっている”という話はしばらく前から聞こえてきていた。すでに井上陣営にはオファーが届いたという真偽不明の噂もあり、今後が注目されるところだ。

 第1回のWBSSはアメリカ、欧州、ロシアなどを転戦しており、井上が出ることになっても、第2回の全戦を日本で開催するというわけにはいかない。強豪と敵地で対戦というリスキーなファイトも出てくるわけで、ナム記者の懸念も理解できる。

 ただ、逆に言えば、これは日本が誇る“モンスター”の魅力を世界中にアピールするチャンスだ。次回は賞金総額はやや減るという情報もあるが、それでもその莫大な報酬は特に軽量級ファイターたちにとって魅力。文字通りのワールドワイドなトーナメントであり、参戦し、勝ち進むことの意味は様々な面で大きい。

 もちろんWBSSがバンタム級で開催されるとも、井上が出るとも決まったわけではないのだから、先走り過ぎるべきではないだろう。いずれにしても、対戦相手の質にやや恵まれなかったスーパーフライ級時代とは一線を画し、バンタム級での井上には遠からずうちにビッグファイトの舞台が用意される可能性は高そう。WBSSにしろ、そうでないにしろ、2018年後半には他のタイトルホルダーとの統一戦実現への期待がかかる。5月のマクドネル戦をきっかけに、“モンスター”の真の意味での世界進出は間近に迫っているのだろう。

(杉浦 大介 / Daisuke Sugiura)

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杉浦 大介

1975年、東京都生まれ。高校球児からアマボクサーを経て、フリーランスのスポーツライターに転身。現在はニューヨーク在住で、ボクシング、MLB、NBAなどを題材に執筆活動を行う。主な著書に「日本人投手黄金時代 メジャーリーグにおける真の評価」(KKベストセラーズ)、「イチローがいた幸せ」(悟空出版)。

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