[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

記者にとって刺激的なアスリートのコメント クライミング野中生萌に好感を持てた理由

2021年も多くのスポーツが行われ、「THE ANSWER」では今年13競技を取材した一人の記者が1年間を振り返る連載「Catch The Moment」をスタートさせた。現場で見たこと、感じたこと、当時は記事にならなかった裏話まで、12月1日から毎日コラム形式でお届け。第7回は、東京五輪スポーツクライミング銀メダルの野中生萌(みほう・XFLAG)が登場する。1月の大会で正直に胸の内を語る姿は清々しかった。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)

野中生萌の真摯な取材対応とは
野中生萌の真摯な取材対応とは

一人の記者が届ける「THE ANSWER」の新連載、第7回はスポーツクライミング・野中生萌

 2021年も多くのスポーツが行われ、「THE ANSWER」では今年13競技を取材した一人の記者が1年間を振り返る連載「Catch The Moment」をスタートさせた。現場で見たこと、感じたこと、当時は記事にならなかった裏話まで、12月1日から毎日コラム形式でお届け。第7回は、東京五輪スポーツクライミング銀メダルの野中生萌(みほう・XFLAG)が登場する。1月の大会で正直に胸の内を語る姿は清々しかった。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)

【注目】本気で野球に挑戦する親子必見! 各分野のプロが動画解説、日本最大級野球スキル動画配信サービス「TURNING POINT」の無料会員登録はこちらから

 ◇ ◇ ◇

 えっ、言っちゃうんだ。虚をつかれたコメントだった。

 1月に東京・駒沢屋内球技場で行われたボルダリング・ジャパンカップ。東京五輪代表の野中は2位に終わった。取材エリアでマイクを握り、スピーカーを通して響かせたのはサバサバとした口調。包み隠さず胸の内を明かしていた。

「正直なことを言ってしまうと、もう4課題目はやる気がなかったです。もう優勝もなかったので」

 決勝は全4課題。最後の壁を迎えた時、優勝はすでに全完登した森秋彩(あい)に決まっていた。各課題の制限時間は4分。3課題目まではすぐさま登り始めた一方、最後は壁をゆっくりと見上げながら30秒もかけて準備を整え、腹をくくったかのようにトライした。

 投げやりになっていたわけではない、と言い切れる。いつも真摯な選手だからだ。

 取材では質問者と目を合わせ、軽くうなずき、自分の頭で解釈しながら真正面から受け止める。答えが明確なら「それはないです」とビシッと即答。まだまだメジャー競技とは言えないスポーツクライミング。素人の記者に対しても、身振り手振りで細かく解説してくれる。この大会でも一通り語り尽くした最後に「すみません、長くて」と苦笑い。競技の魅力を広く伝えてほしいという想いに溢れていた。

 正直に思いを表現することが得意な選手もいれば、当たり障りのないコメントで“しのぐ”選手もいる。スポーツ選手でも多大なサポートを受けながら活動する時代。自分の言葉に責任を持ち、いろいろな方面に配慮しながら答えなければならない。ただ、どちらが見ている人に響くのか、言うまでもない。本音を語る選手は、取材する側にとっても刺激的だ。

1 2
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
スポーツ応援サイトGROWING by スポーツくじ(toto・BIG)
J1,J2,J3全試合中継 DAZN独占 明治安田生命Jリーグ 2月26日(金)開幕
高木美帆が選んだのは、ワコールのスポーツブラでした
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
#青春のアザーカット
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集