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井岡一翔の“距離感”に元世界王者も脱帽 「パッキャオの後継者」破り新たな歴史築くか

ボクシングの元WBC世界ライトフライ級チャンピオンである木村悠氏が、ボクサー視点から競技の魅力や奥深さを伝える連載「元世界王者のボクシング解体新書」。今回は、大みそかの開催が決まったWBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔の2団体統一戦に注目し、待望の一戦に臨むボクサーの心理状態や、数々の歴史を塗り替えてきた井岡の凄さについて触れている。

WBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(写真は2019年)【写真:Getty Images】
WBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(写真は2019年)【写真:Getty Images】

連載「元世界王者のボクシング解体新書」: アンカハスとの待望の統一戦へ気合十分

 ボクシングの元WBC世界ライトフライ級チャンピオンである木村悠氏が、ボクサー視点から競技の魅力や奥深さを伝える連載「元世界王者のボクシング解体新書」。今回は、大みそかの開催が決まったWBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔の2団体統一戦に注目し、待望の一戦に臨むボクサーの心理状態や、数々の歴史を塗り替えてきた井岡の凄さについて触れている。

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 12月31日に東京・大田区総合体育館でボクシングスーパーフライ級の統一戦が行われる。WBO世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(32歳/志成)と、IBF同級王者のジェルウィン・アンカハス(29歳/フィリピン)の対戦が発表された。

 IBF王者のアンカハスは、フィリピンの英雄パッキャオの“後継者”と呼ばれるボクサーだ。

 2016年に世界タイトルを獲得してから9度の防衛回数を重ね、5年以上もの間王座を守り続けている。これまでの戦績は36戦33勝(22KO)1敗2分、軽量級とは思えないほど破壊力のあるパンチを持っている。過去には日本人ボクサーとの対戦経験もあり、2017年に帝里木下、2019年には船井龍一と戦っているが、いずれもKOで下している。

 サウスポースタイルで、鋭い踏み込みから放たれるストレートはパッキャオに通じるものがある。非常にアグレッシブなスタイルで、一度打ち出すとパンチが止まらない。フィリピンで期待されているボクサーであり、井岡のこれまでの対戦相手の中でもトップクラスの選手だろう。

 試合の発表があった会見で、井岡はアンカハスの印象について「メチャメチャ強い。一番強い相手。すべてが一流で穴がない」と語っている。井岡は王者になった時から統一戦を望んでいた。

「自分がずっと望んでいた統一戦。いろんな価値だったり、評価だったりがある。違った景色を見たような感覚があり、別格なものがあると思います」

 この試合に向けたやる気は非常に高い。試合へのモチベーションは、そのまま試合へのパフォーマンスに影響する。

 筆者も経験があるが、守る試合と挑戦する試合だと、気持ちの入り方も大きく変わる。練習への集中力やコンディション作り、トレーニングの内容なども含めて、気持ち次第で出来も変わるだろう。

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木村 悠

1983年生まれ。大学卒業後の2006年にプロデビューし、商社に勤めながら戦う異色の「商社マンボクサー」として注目を集める。2014年に日本ライトフライ級王座を獲得すると、2015年11月には世界初挑戦で第35代WBC世界ライトフライ級チャンピオンとなった。2016年の現役引退後は、株式会社ReStartを設立。解説やコラム執筆、講演活動、社員研修、ダイエット事業など多方面で活躍。2019年から『オンラインジム』をオープンすると、2021年7月には初の著書『ザ・ラストダイエット』(集英社)を上梓した。

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