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25歳で「戦力外→社長」に 元DeNAドラ2右腕の今、異例の転身を遂げたワケ

プロ野球、戦力外通告。昨年も102人の選手が通告を受け、多くがユニホームを脱いだ。セカンドキャリアに悩む者も少なくない中、大きな希望を胸に秘め、異例の転身を遂げた男がいる。元DeNA投手の水野滉也さんだ。2016年のドラフト2位右腕は駆け出しの“社長”として奮闘中。「THE ANSWER」は水野さんの野球人生から起業に至るまで、前後編でお届けする。前編は、奮闘中のセカンドキャリアについて。

元DeNA投手の水野滉也さん【写真:宮内宏哉】
元DeNA投手の水野滉也さん【写真:宮内宏哉】

16年ドラフト2位の水野滉也さん、昨年戦力外となり1月に会社設立

 プロ野球、戦力外通告。昨年も102人の選手が通告を受け、多くがユニホームを脱いだ。セカンドキャリアに悩む者も少なくない中、大きな希望を胸に秘め、異例の転身を遂げた男がいる。元DeNA投手の水野滉也さんだ。2016年のドラフト2位右腕は駆け出しの“社長”として奮闘中。「THE ANSWER」は水野さんの野球人生から起業に至るまで、前後編でお届けする。前編は、奮闘中のセカンドキャリアについて。

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 スタイリッシュなジャケットに、きっちりセットされた黒髪。どこから見ても立派な社会人だが、ガッチリした体つきにプロ野球選手の面影が残っていた。都内でインタビューに応じてくれたのは、元DeNA投手の水野さん。株式会社「BOUKEN(ボウケン)」を設立した25歳、駆け出しの“社長”だ。名刺には、代表取締役と記載しているが「CEOもかっこいいですよね」と初々しく笑った。

 現役時代はサイドから最速147キロをマーク。ドラフト1位の濱口遥大投手らとともに入団したDeNAでは、右肩、右肘の故障に泣いたが、プロ1年目の5月に初登板初先発した有望株だった。「(トレーニングは)全くしていません(笑)。したいと思っているんですけど、ちょっと落ち着いてうまく時間ができてから行こうかなと」と多忙な日々を送っている。一体、どんな事業を手掛けているのか。

「個人や法人の夢とか活動、イベントを支えて行くことを目指して、クラウドファウンディングのサイトと会社を設立しています。会社経営ですが、今は僕1人で行っていて、今後どうなるかわからないですけど、人を雇えるほどになっていければいいと思っています」

 2019年シーズン後に戦力外通告を受け、現役生活はわずか3年ながら引退を決断。今年1月29日に会社を設立し、運営サイトは3月下旬の立ち上げを目標としている。「人生を冒険と見立てて、僕が支えると決めた。素直に入ってくるように」とサイト名も「BOUKEN」に決めた。

 戦力外からいきなり起業して経営者になるケースは、あまりない。ただ、そこまで不安はなかった。「ベイスターズの寮生は税金の話などのセミナーをいろいろと開催してもらえるんです。栄養指導とかも含めて、大学の科目みたいな感じで朝にいろいろやってもらえる。DeNAの取り組みがありがたかった」。球団の先輩で2017年に引退した元投手、小杉陽太氏が引退後1か月足らずで株式会社「l’unipue(リュニック)」の社長となるなど、前例があったのも大きかった。

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