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キッズ年代にエリート教育は必要か ドイツ人指導者が訴える「結果より体験」の大切さ

「勝者と敗者という考え方で評価するのは小学生年代の取り組みとして正しくない」

 ドイツにおいて、育成クラブとして有名なSCフライブルクU-12監督ヨアヒム・エブレの言葉を最後に紹介したい。そして改めて考えてみてほしい。エリートって、英才教育ってなんだろう、と。

「特に11歳までは、子供たちがサッカーというスポーツを楽しめる環境を作り出すことが大切なんだ。結果よりも体験だ。勝者と敗者という考え方で評価するのは、小学生年代における取り組みとして正しくない。サッカーというスポーツを通じて、コミュニケーションを取り合うことの大切さを学び、互いに尊重しあうことを学び、フェアに取り組むことを学ぶ。そうやって一緒に熱狂しあって、夢中になれることで、彼らはどんどん成長していくんだ」

(中野 吉之伴 / Kichinosuke Nakano)

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中野 吉之伴

1977年生まれ。武蔵大学人文学部欧米文化学科卒業後、育成層指導のエキスパートになるためにドイツへ。地域に密着したアマチュアチームで様々なレベルのU-12からU-19チームで監督を歴任。2009年7月にドイツ・サッカー協会公認A級ライセンス獲得(UEFA-Aレベル)。SCフライブルクU-15チームで研修を積み、2016-17シーズンからドイツU-15・4部リーグ所属FCアウゲンで監督を務める。『ドイツ流タテの突破力』(池田書店)監修、『世界王者ドイツ年代別トレーニングの教科書』(カンゼン)執筆。最近はオフシーズンを利用して、日本で「グラスルーツ指導者育成」「保護者や子供のサッカーとの向き合い方」「地域での相互ネットワーク構築」をテーマに、実際に現地に足を運んで様々な活動をしている。

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