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弱小校と新設校で…超難題「3年で甲子園出場」2度達成 センバツ話題校・エナジック監督の信条は「時にはホラ吹きも…」
2025.01.253年で甲子園に出場する――。弱小校や新設校において、新監督が着任早々にそんな目標を掲げたとして、どれだけの選手が真に受けるだろうか。絵空事のように感じる人も少なくないだろう。しかし、この「超」が付くほどの難題を2度に渡ってクリアしてしまった指揮官がいる。1月24日に開かれた第97回選抜高校野球の選考委員会で、九州地区から選出された私立エナジックスポーツ(沖縄)の神谷嘉宗監督だ。(取材・文=長嶺 真輝)
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井上尚弥が破壊した「軽量級は稼げない」の定説 30億円契約に破格報酬…戦いたいなら「来い!」
2025.01.25ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が24日、東京・有明アリーナでWBO11位キム・イェジュン(韓国)に4回2分25秒KO勝ちし、世界戦通算24勝の現役単独最多(歴代9位タイ)記録を打ち立てた。世界2位となる3度目の4団体防衛に成功。昨年11月にサウジアラビアの団体と30億円の契約を結ぶなど、長らくボクシング界にあった定説を覆してきた。そこには井上にしかできない理由がある。戦績は31歳の井上が29勝(26KO)、32歳のキムは21勝(13KO)3敗2分。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)
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「ボクシングが好きだから」 井上尚弥は自ら退路を断つ、試練だらけの5か月を支えた自律心
2025.01.25ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)が24日、東京・有明アリーナでWBO11位キム・イェジュン(韓国)に4回2分25秒KO勝ちし、世界戦通算24勝の現役単独最多(歴代9位タイ)記録を打ち立てた。世界2位となる3度目の4団体防衛に成功。試合数が少なく気持ちの維持が難しい競技で、なぜ自分を追い込み続けられるのか。興行延期、対戦相手変更の試練だらけだった興行を純粋な心持ちで乗り越えてきた。戦績は31歳の井上が29勝(26KO)、32歳のキムは21勝(13KO)3敗2分。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)
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身長175cm、壁を乗り越える考え方のヒント ベッツから日本の少年少女へ「人生で君ができる一番有益なこと」
2025.01.23米大リーグ・ドジャースのムーキー・ベッツ内野手が22日、東京都内の小学校をサプライズ訪問し、小学3~4年生の児童約60人にスイング指導などを実施した。MLB機構が世界各国で行っている野球未経験者向けの体験イベント「PLAY BALL」にゲスト出演。さまざまな質問に回答した中で、メジャーのスーパースターが発したメッセージには、子どもたちが成長する上で大切な1つのキーワードがあった。
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JLPGA小林浩美会長が期待「今年は群雄割拠で面白い」 過去最多13人の米ツアー勢には「勝って」
2025.01.21日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の小林浩美会長が20日、今季の期待、抱負などを語った。同日、ゴルフ関連15団体の関係者が集い、都内で行われた「2025年ゴルフ新年会」に出席。終了後にコメントした。
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NBA知る渡邊雄太も「衝撃受けた」Bリーグの急成長 目標は世界2位、球宴で感じた日本バスケの可能性
2025.01.20バスケットボールのBリーグオールスターが19日まで2日間、千葉ジェッツの本拠地ららアリーナ東京ベイで開催された。連日1万人近くのブースターが集結。初日終了後には、米プロバスケットボール(NBA)と世界初の戦略的提携の基本合意が発表されるなど、Bリーグは創設9季目で著しい成長を見せている。NBAから今季千葉Jに移籍した渡邊雄太も、日本バスケの明るい未来に目を輝かせた。
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部活のスポンサーは地元のピザ屋や町中華 「お金は出すが口出さず」ジュニアスポーツの健全な商業化
2025.01.20「THE ANSWER」がお届けする、在米スポーツジャーナリスト・谷口輝世子氏の連載「Sports From USA」。米国ならではのスポーツ文化を紹介し、日本のスポーツの未来を考える上で新たな視点を探る。今回は「地域のお店は、なぜ、運動部や子どものスポーツのスポンサーになっているのか」。
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部活orユースで迷った進路選択 BリーグU18を選んだ逸材たちが得た「高校生では味わえない経験」
2025.01.20バスケットボールのBリーグオールスター第2日が19日、千葉ジェッツの本拠地ららアリーナ東京ベイで開催された。ユース所属の選手によるU18オールスターゲームでは、HELIOSがJADEに87-78で勝利した。部活とユースで進路選択を迫られるジュニア年代。両軍主将の阿部竜大(北海道U18)と今西優斗(名古屋D U18・ともに高校3年)は明確な理由を持ち、成長に繋げた。
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海外で高まるBリーグの存在感「現在アジアNo.1」 球宴にメディア30人来日でわかった屈指の魅力
2025.01.19バスケットボールのBリーグオールスター第1日が18日、千葉ジェッツの本拠地ららアリーナ東京ベイで開催された。19日のオールスターゲームを前に、若手で構成されるライジングスターズが、アジア特別枠から選抜されたアジアオールスターズに124-121で初勝利。約30人の海外メディアが集まり、国外からのBリーグの関心度の高さを感じさせた。
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「夏の最後ね、主将が『先生、今年は…』と」 早大に誤算、内政干渉せず帝京大4連覇に尽力した陰の名将
2025.01.15ラグビー大学選手権は帝京大の優勝で幕を閉じた。4連覇を果たしたとはいえ、8月の夏合宿(14-38)、11月の関東大学対抗戦(17-48)と連敗した相手に、大学日本一を決める最後の大舞台で33-15とダブルスコアでの王座防衛。夏、秋と負け続けた宿敵を打ち負かすまでに、チームには何が起きたのか。監督という最前線から1歩引いた立ち位置でチームをサポートしてきた名将の言葉から、帝京大の優勝を振り返る。(取材・文=吉田 宏)
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「井上尚弥」の強烈なネーム威力「偉大さを知った」 冠大会発起人に聞く、殴り合いが育てるもの
2025.01.15ただ、殴り合うだけではない。闘いが人を育てる。12日に東京・後楽園ホールで行われたアマチュアボクシングの第1回井上尚弥杯ジュニア・チャンピオンズリーグ(JCL)国際親善大会。次世代のジュニアボクサー育成が目的で初開催され、日本、韓国、中国の選手たち130人が参加した。発起人はJCL委員会の射場哲也会長。「THE ANSWER」の取材に大会創設までの苦労、ボクシングによって何が得られるのかなどを語った。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)
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一度はプロを諦めた24歳女子が“あしながおじさん”に救われた話 ゴルフ難関突破の裏に「続けなさい」の言葉
2025.01.12今季国内女子ゴルフツアー開幕まで残り2か月。各選手は調整を本格化させている。昨年11月、合格率3.74%の超難関プロテストを突破した26人も「やっとスタートラインに立てる」の思いで試合を心待ちにしている。6度目受験で合格の青木香奈子はスポンサー契約が続々と決定。だが、ここまでの道は険しく、クラブを置いた時期もあった。そのストーリーを本人に聞いた。(取材・文=柳田 通斉)
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進む円安を肌で実感 「負けると後は自腹で…」1泊3万円超、帰りはエコノミー 切実な“テニスとお金”
2025.01.08男子プロテニスの松井俊英(フリー)が今季、15年ぶりに日本協会の強化選手に復帰する。ダブルスで長年、日本のトップとして戦い続けたからこその偉業だが、一方では今が現役生活の「めっちゃ大きな岐路」なのだという。4月に47歳を迎える年齢以上に問題なのが、金銭的な問題だ。プロテニス選手が、本場欧米の大会を転戦しようとするといくらかかるのか。貴重な“お財布事情”を聞かせてくれた。(前後編の後編)
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男子テニスで超異例 47歳で日本代表候補に復帰「誰もが錦織圭にはなれない」…鉄人・松井俊英の“生き方”
2025.01.08男子プロテニスの松井俊英(フリー)が今季、47歳となるシーズンで日本協会の強化選手に異例の復帰を果たす。ダブルスで長年、日本のトップクラスに君臨し続け、現在も世界ランキングは日本人最高の146位。「時代が僕に追いついてきた」という松井が語る「ダブルスが日本人に向く理由」とは。(前後編の前編)
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父・森保一監督より早い「世界一」宣言 三男・陸が日本代表で戦う7人制サッカー「ソサイチ」とは
2025.01.087人制サッカー「ソサイチ」日本代表のFP森保陸(24)が父よりも早い「W杯優勝」を宣言した。サッカー日本代表・森保一監督(57)の三男でもある森保は7日、昨年10月にアジア大会で優勝した日本代表の一員として小池百合子都知事を表敬訪問。今年の目標に、今夏ブラジルで行われる世界選手権優勝を掲げた。
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99歳までボクシング界を支えた帝拳・長野ハルさん死去 64歳下の記者にも刺さる厳しさ、愛、畏敬の念
2025.01.06日本ボクシング界の名門・帝拳ジムの長野ハル・マネジャーが1日午後8時40分、老衰のため死去した。5日、本田明彦会長がホームページで発表。99歳だった。1948年に帝拳株式会社に入社し、日本ボクシングコミッション(JBC)が創設された1952年にマネジャーライセンスを取得。多くの世界王者を輩出したジムだけでなく、75年以上にわたって業界を陰で支えてきた。
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箱根駅伝で台頭、沖縄県にさらなる後押し 高校野球で一躍脚光の私学「エナジック」が“駅伝部”新設
2025.01.02沖縄の亜熱帯気候に適したトレーニング方法を模索し、名護高校の陸上女子駅伝部で結果を残した大城昭子さん。2014年に自身の母校である北山高校に赴任すると、男子の指導も始めた。そして2019年、後に沖縄の男子駅伝の歴史を塗り替えることになる上原琉翔や嘉数純平ら“黄金世代”が入学してきた。(前後編の後編、「箱根駅伝に異変 “長距離不毛の地”沖縄ランナーが躍進、環境不利な南国で何が…変革を牽引した2人の存在」から続く、取材・文=長嶺 真輝)
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箱根駅伝に異変 “長距離不毛の地”沖縄ランナーが躍進、環境不利な南国で何が…変革を牽引した2人の存在
2025.01.02高校や都道府県対抗の陸上全国駅伝は40番台が定位置、個人でも目ぼしいランナーはピンとこない――。そんな「長距離不毛の地」だった沖縄が、変わりつつある。大学スポーツの花形である東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)に出走した沖縄県勢は、これまで十数人にとどまるが、今回の第101回大会にエントリーした選手は6人。史上6校目となる3冠達成を狙う國學院大学で主力を担う上原琉翔(3年、北山高校出身)を筆頭に、力のあるランナーがポツポツと現れてきた。育成環境としては不利とされてきた暑さの厳しい南国の離島県で、何が起きているのか。変革をけん引してきた北山高校前監督の大城昭子さん(61)、陸上クラブ「なんじぃAC」の創設者である濱崎達規さん(36)に話を聞いた。(前後編の前編、取材・文=長嶺 真輝)