「このシーンだけで泣ける」 日本人も感激させた南アフリカ主将の行動、優勝直後に駆け付けた先【ラグビーW杯】
ラグビーのワールドカップ(W杯)フランス大会は28日(日本時間29日)に決勝が行われ、南アフリカがニュージーランドを12-11で下し連覇を果たした。単独最多4度目の優勝を決めた直後の主将の行動に、元日本代表主将の大西将太郎氏が賛辞を送っている。「このシーンだけで泣ける」という場面には何があったのか。
大西将太郎氏が「絶対的なキャプテンである所以」と言い切る行動
ラグビーのワールドカップ(W杯)フランス大会は28日(日本時間29日)に決勝が行われ、南アフリカがニュージーランドを12-11で下し連覇を果たした。単独最多4度目の優勝を決めた直後の主将の行動に、元日本代表主将の大西将太郎氏が賛辞を送っている。「このシーンだけで泣ける」という場面には何があったのか。
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1点差の死闘を制し、主将は失意の仲間をまず探した。ノーサイドの瞬間、南アフリカの選手たちはバックスタンド側に集まり、喜びを爆発させた。しかし主将のFLシヤ・コリシは、逆側のベンチに向かって走っていた。ハグして喜びを分かち合ったのは、後半に退場していたWTBチェスリン・コルビだ。
コルビは後半33分、12-11と僅差でリードした状況でイエローカードを出され、シンビンと呼ばれる10分間の退場処分を受けていた。勝負を左右しかねない場面でコートを去ったことに、涙を流してうつむき、試合も見られないほどだった。
この行動に世界のファンから賛辞が送られた中、同大や近鉄でプレーした元日本代表主将の大西将太郎氏は自身のX(旧ツイッター)に「イエローが出て責任を感じて、最後試合を見れなかったコルビに向かって真っ先に駆け寄ったコリシ。こういうところがやっぱり彼であり、絶対的なキャプテンである所以なんだよな このシーンだけで泣ける」とつづり、仲間思いの行動を絶賛した。
ファンからも「泣けた。コリシかっこいい」「やっぱり真のキャプテンは行動が素晴らしい」「この2人にしか分かち合えない思いがあったでしょうね」「流石、大統領にもなれるんではと言われるだけあります」「これ何度見ても泣ける」「これだけで鳥肌ですわ」と、同調する声が多数並んだ。決勝を制したチームにふさわしい、ラグビー精神あふれる行動だった。
(THE ANSWER編集部)