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村田諒太が“ミドル級8位”から歩む下剋上 米大手「ESPN」の最新評価を覆せるか

ボクシングのWBA世界ミドル級王者・村田諒太(帝拳)が米ラスベガスで同級2位ロブ・ブラント(米国)と2度目の防衛戦(日本時間21日午前11時、DAZN独占生中継)に挑む。ストリーミングサービスで全米中継する「ESPN」では最新の階級別格付けを発表。タレント揃いのミドル級で村田は8位という評価になっている。

WBA世界ミドル級王者・村田諒太【写真:Getty Images】
WBA世界ミドル級王者・村田諒太【写真:Getty Images】

V2戦全米中継のESPNはミドル級最新格付けで8位の評価

 ボクシングのWBA世界ミドル級王者・村田諒太(帝拳)が米ラスベガスで同級2位ロブ・ブラント(米国)と2度目の防衛戦(日本時間21日午前11時、DAZN独占生中継)に挑む。ストリーミングサービスで全米中継する「ESPN」では最新の階級別格付けを発表。タレント揃いのミドル級で村田は8位という評価になっている。


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 ミドル級世界王者になった今でも、下克上という挑戦が待っている。ESPNでは「ボクシング階級別のランキング」と格付け特集を行った。ブラント戦を目前に迎える「Ryota Murata」は猛者揃いのミドル級で8位にランクされた。

 1位はWBA、WBC世界王者サウル“カネロ”アルバレス、2位はカネロ相手に判定で惜敗したゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)、3位は元WBA世界級王者ダニエル・ジェイコブス(米国)、4位はWBO世界王者ビリー・ジョー・ソーンダース(英国)、5位はWBC暫定王者ジャーモール・チャーロ(米国)とトップ5を形成。村田は6位のセルゲイ・デレヴィアンチェンコ(ウクライナ)、7位の元IBF世界王者デビッド・レミュー(カナダ)に続く形で名を連ねている。

 村田より上位に位置する猛者は7人いる。米地元紙「マイアミ・ヘラルド」で、村田戦6試合に携わった大物プロモーターのフェリックス・ザバラ氏は「ミドル級の階層を分析した時、リョウタ・ムラタは最上段から離れている。ボクシング団体の1人が王者と認定しているが、ムラタは依然としてミドル級のカネロとゴロフキンと同じレベルにまだ到達していない。元王者ソーンダース、ジェイコブス、チャーロと同じ文脈で語られていない」と分析していた。

 現時点の評価は低いが、ミドル級格付けで下克上を果たす可能性は大いにある。マイアミ・ヘラルド紙では「ミドル級はボクシング界最高の階級になっている。ムラタはブラント戦で圧倒的なパフォーマンスを見せれば、その価値を間違いなく高めることになるだろう」とザバラ氏は語っていた。世界王者が8位という評価から迎える2度目の防衛戦。ブラント戦圧勝で格付けをランクアップさせ、日本が誇る世界王者の強さを証明するための戦いが幕を開ける。

(THE ANSWER編集部)




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