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103kmの“超遅球”で奪三振 ダルビッシュと投げ合った38歳名手に笑撃「何だこの球」

米大リーグで“超遅球”の奪三振が話題だ。18日(日本時間19日)の敵地パドレス戦で、ナショナルズのアニバル・サンチェス投手が63.7マイル(約102.5キロ)のスローボールで空振り三振を奪った。技ありの一球の動画をMLB公式が公開。米ファンからは「何だこの球は」「常軌を逸した超遅球」と笑撃の声が上がっている。

ダルビッシュ有と投げ合ったアニバル・サンチェス【写真:ロイター】
ダルビッシュ有と投げ合ったアニバル・サンチェス【写真:ロイター】

ナショナルズのサンチェスが投じた一球とは

 米大リーグで“超遅球”の奪三振が話題だ。18日(日本時間19日)の敵地パドレス戦で、ナショナルズのアニバル・サンチェス投手が63.7マイル(約102.5キロ)のスローボールで空振り三振を奪った。技ありの一球の動画をMLB公式が公開。米ファンからは「何だこの球は」「常軌を逸した超遅球」と笑撃の声が上がっている。


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 完全にタイミングをずらした。1-0の3回2死一塁。トレント・グリシャム外野手を左打席に迎えた5球目だった。サンチェスの右腕から投じられたのは、63.7マイルのチェンジアップ。外角高めの球に意表を突かれた打者はバランスを崩され、フルスイングもバットは空を切った。サンチェスは直前に、同じコースに90.2マイル(約145.1キロ)の直球をズバリ。ボール判定だったが、球速差はなんと約42.6キロもあった。

 投球動画をMLB公式ツイッターが公開。文面に「64マイルの奪三振! アニバル・サンチェスが超スローボールを見せつけた」と記した。米ファンからは「最高だ」「何だこの球は」「常軌を逸した超遅球を見るのは大好きだ」「エグいね」「オーマイガー」「最初見たとき野手が技術を試してるのかと思った」と驚きまじりのコメントが寄せられていた。

 38歳のサンチェスは2006年にメジャーデビューした。この日を含め357試合登板のキャリアを持つベテラン右腕。13年にはタイガースでリーグトップの防御率2.57をマークし、最優秀防御率のタイトルを獲得した名手だ。この日は5回1安打1失点4奪三振の力投で降板。投げ合ったパドレス先発のダルビッシュも8回1/3を投げて、5安打6奪三振で3失点と投手戦だった。両者勝ち星はつかず、試合は3-1でナショナルズが勝利した。

(THE ANSWER編集部)

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