[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

ドネア、38歳の強打爆発に米記者絶賛「ウーバーリは受けたことがないパンチだった」

ボクシングのWBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦が29日(日本時間30日)、米カリフォルニア州カーソンで行われ、挑戦者の元世界5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)が王者ノルディ・ウーバーリ(フランス)に4回TKO勝利。2年ぶりの王座返り咲きに成功した。ドネアは41勝(27KO)6敗、ウーバーリの戦績は17勝(12KO)1敗。

WBC世界バンタム級タイトルマッチ、ノニト・ドネア(左)はノルディ・ウーバーリに4回TKO勝ちした【写真:Getty Images】
WBC世界バンタム級タイトルマッチ、ノニト・ドネア(左)はノルディ・ウーバーリに4回TKO勝ちした【写真:Getty Images】

WBC世界バンタム級タイトルマッチ

 ボクシングのWBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦が29日(日本時間30日)、米カリフォルニア州カーソンで行われ、挑戦者の元世界5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)が王者ノルディ・ウーバーリ(フランス)に4回TKO勝利。2年ぶりの王座返り咲きに成功した。ドネアは41勝(27KO)6敗、ウーバーリの戦績は17勝(12KO)1敗。

【PR】ABEMAで楽しむMLBポストシーズン いつでも&どこでもスマホやテレビでお手軽に観戦!

 ドネアの宝刀は健在だった。3回だ。距離を詰めてくるウーバーリに対してドネアの左が火を噴いた。打ち終わりを狙いダウンを奪うと、終了のゴングと同時に左フックを炸裂させて2度目のダウン。前のめりに倒れながらも、なんとか立ち上がったウーバーリだったが、フラフラだった。そして4回。最後はドネアが左フックで3度目のダウンを奪うと、レフェリーがすぐに試合をストップした。

 38歳にして王座返り咲きを果たしたドネアに対して、ツイッター上の米記者からも称賛の拍手が降り注いでいる。

 米スポーツメディア「ジ・アスレチック」のマイク・コッピンガー記者は「ショータイムではノニト・ドネアが4回にKO。そして再び118ポンドの王者に! レジェンドだ」と称え、米スポーツ専門局「ESPN」などに寄稿するダン・ラファエル記者も「おめでとう、ノニト・ドネア。未だ118ポンドではビースト。有資格になってすぐ殿堂入りする選手だ」とレジェンドの復活を伝えている。

 戦前はウーバーリ有利も囁かれていたタイトルマッチだったが、終わってみればドネアの強さだけが際立つ結果に。米専門メディア「ボクシングシーン.com」のクリフ・ロルド記者は「ウーバーリはドネアのような選手からのパンチを受けたことがなかった。対峙するまで、それを受けられるか、もしくは避けられるかどうか分からないものだ。イノウエが(ドネアの)パンチを生き延びたことが悪いことだと言っている人たちは、ちょっとおかしい」と軽量級離れしたドネアの強打を絶賛している。

 さらに米専門誌「ザ・リング」のライアン・ソンガリア記者も「バンタム級のノニト・ドネアは常に凶暴で容赦ないKOパンチャー。モンティエル戦の年間最高KO、残酷なウーバーリ戦、イノウエの顔面破壊。全てのパンチが仕留める力を持っている」と過去を振り返りつつ、賛辞をつづった。

 バンタム級を巡っては、井上が6月19日(日本時間20日)にIBF1位マイケル・ダスマリナスと対戦。WBO王者ジョンリエル・カシメロ(ともにフィリピン)とWBA正規王者ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)が8月に対戦予定となっている。WBC王座の行方は、4団体統一を狙う井上の今後にも影響する。

 ドネアは試合後、リング上でのインタビューで井上との再戦を熱望していた。

(THE ANSWER編集部)


W-ANS

W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集