21歳稲見萌寧が涙の逆転V POで執念の2勝目「楽しく、絶対勝つという気持ちだった」
女子ゴルフの国内ツアー・スタンレーレディス最終日が11日、静岡・東名CC(6572ヤード、パー72)にて無観客で行われた。首位と1打差の8位で出た21歳の稲見萌寧が通算5アンダーで並んだ淺井咲希、ペ・ソンウとのプレーオフを制した。10日の第2日は悪天候で中止となり“2日間決戦”となった大会。混戦を制して昨年7月以来1年3か月ぶりの通算2勝目を挙げた。
スタンレーレディス最終日
女子ゴルフの国内ツアー・スタンレーレディス最終日が11日、静岡・東名CC(6572ヤード、パー72)にて無観客で行われた。首位と1打差の8位で出た21歳の稲見萌寧が通算5アンダーで並んだ淺井咲希、ペ・ソンウとのプレーオフを制した。10日の第2日は悪天候で中止となり“2日間決戦”となった大会。混戦を制して昨年7月以来1年3か月ぶりの通算2勝目を挙げた。
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稲見が執念を見せた。正規ラウンドの15、17、18番でバーディーとして猛追。プレーオフに持ち込むと、18番パー5で行われたプレーオフ1ホール目で、第3打をピン手前約3メートルにつけた。ペ・ソンウがパーとした後にバーディーパットを沈めて渾身のガッツポーズ。ホールアウト後は涙を見せた。
優勝インタビューでは「本当にとても嬉しい気持ちでいっぱいで、このようなコロナで大変な状況のなかスタンレーレディスの皆様、台風が来ている中で素晴らしいコンディションを整えてくれたコースの皆様、ボランティアの皆様に深くお礼を申し上げたいと思います」と感謝。さらにこの日のラウンドをこう振り返った。
「コースコンディションが全くわからない状況でいけるところまで行って、頑張って終われてよかった。15番でバーディーを取って全部バーディーを狙いに行っている感覚。17番で長めのパットが入って18番は3打目から狙っていった。プレーオフは初めて。楽しく絶対勝つという気持ちで臨んだ」
最後の猛追で優勝。「最終ホールの18番もプレーオフの18番も3打目から入れるつもりだった。超究極に追い込まれたら入ると自分で思い詰めている。パットの練習をしてきたのでそれがうまくいったのかな」と笑顔。昨年7月以来の2勝目となり「初優勝と2勝目は緊張感も違う。今回の方が緊張感が少なめでより楽しめたと思う」と振り返った。
(THE ANSWER編集部)