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小中学生にプロテインは必要? ジュニア選手の「正しい食事と運動のバランス」

近年の小・中・高校生選手は「必要量を十分に食べていない」が問題に

 さて、冒頭で触れたように、成長期の選手は、生命維持、発育・発達、そして運動で消費するエネルギー、栄養素を食事で摂る必要があります。ところが近年の小・中・高校生選手は、「必要量を十分に食べていない」ことが問題に。特に、練習量が多すぎることで食欲が落ちてしまうケースが多いという報告があります。ですから「毎日しっかり食べているかどうか」に気を配ることが、最も重要です。

 今では、栄養セミナーを定期的に実施しているチームもありますし、小・中学生でも栄養に関する本を率先して読み、知識を得ている選手もいます。とはいえ、実際に普段の食事に知識をいかせるかというと、難しいと思います。

 特に小・中学生は、体が未発達な選手も多く、体格や体力にも個人差が大きいため、選手に合った食事の量も人により異なります。そのため、選手個々に合った運動量、食事量を、保護者、指導者、そして選手自身が一緒に考えていくことも必要です。

 例えば、親子で一緒にスーパーやコンビニへ行き、補食の購入の練習をしてみる。指導者の方は遠征時や合宿先での食事、試合時などでお弁当を食べるとき、練習後の軽食の様子を観察し、モリモリ(しっかり)食べられているかに目を配るなど。クラブによっては、ご飯を用意して、みんなで自分の普段食べているご飯の量を計ってみたという例もあります。

 以前、この連載で紹介した「食事ノート」(参照 https://the-ans.jp/food/80767/)を作成して、食事内容や量について親子で相談する、指導者の方と食事ノートを共有するのもよいですね。子どもたちが適切な食事量を食べられる力を身につけられるよう、日々、サポートしていきましょう。それが、健やかな成長と運動や勉強で力を発揮できることにもつながります。

(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)

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長谷川直子

管理栄養士、公認スポーツ栄養士。09年から新潟を拠点にJリーグのアルビレックス新潟・栄養アドバイザーとして、選手、家族向け栄養セミナーの実施、メニュー作成や調整、個別の食事相談などを担当する。そのほか、スポーツ指導者向け研修会、小中学校でのスポーツと食の講演会、新聞・雑誌の監修やラジオ出演など幅広く活躍。

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビューや健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌などで編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(共に中野ジェームズ修一著、サンマーク出版)、『つけたいところに最速で筋肉をつける技術』(岡田隆著、サンマーク出版)、『カチコチ体が10秒でみるみるやわらかくなるストレッチ』(永井峻著、高橋書店)など。

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