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スポーツ名門校か、地元公立校か 神野大地が「潰れるリスク」覚悟し、貫いた高校選び

アスリートのキャリアは選択の連続だ。トップ選手が人生を変えた“2分の1の決断”の裏側に迫る「THE ANSWER」の連載「選択――英雄たちの1/2」。次世代の中高生が進路選択する上でのヒントを探る。第3回は陸上長距離の神野大地(セルソース)が登場。後に「山の神」と呼ばれる男は、中学3年で「地元の公立校か、スポーツ強豪校」の選択を迫られた。

最大の決断は高校進学時だったと語る神野大地【写真:松橋晶子】
最大の決断は高校進学時だったと語る神野大地【写真:松橋晶子】

連載「選択――英雄たちの1/2」、中学3年で「山の神」が迫られた高校選択

 アスリートのキャリアは選択の連続だ。トップ選手が人生を変えた“2分の1の決断”の裏側に迫る「THE ANSWER」の連載「選択――英雄たちの1/2」。次世代の中高生が進路選択する上でのヒントを探る。第3回は陸上長距離の神野大地(セルソース)が登場。後に「山の神」と呼ばれる男は、中学3年で「地元の公立校か、スポーツ強豪校」の選択を迫られた。

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 大学時代、「山の神」と謳われた神野。25歳までのキャリアにおける最大の決断は、その名を知らしめるきっかけとなった青学大を選んだことか、実業団を辞めてプロランナーを選んだことか。あなたの人生を変えた1/2は何ですか――。そう問うと、意外にも……と言うべきか、迷わず返って来たのは「高校の進路選択です」という言葉だった。

「地元の公立校に行くのか、中京大中京というスポーツ名門校に行くかという2分の1。僕は『中京に行きたい』と親に言ったけど、当時は実績も何もなかった。そういう学校でやっていけるのかと凄く反対された。でも、親に流されることなく、自分自身の思いを大切にした。結果、中京大中京に進んだから今がある。

 もし、普通の公立校に進んでいたら箱根駅伝を走ることもなかったし、もっと言えば関東の大学に進むことも難しかった。あの時、やってみたい思いを大事にして進路を選んで良かったと思う。自分自身で決めたからこそ、入学してからも『絶対に強くなろう』という思いをもって高校生活を送ることができたので」

「地元の公立校」と「スポーツ強豪校」。これは陸上に限らず、似た選択は多い。神野自身、当時は2つの選択肢にどんなメリット、デメリットを想定していたのか。

「公立校の場合は誰が教えてくれるのかという問題。しっかりとした指導者がいないことが多い。そこで強くなれるかと言ったら厳しかった。でも、私立よりお金はかからないし、家から自転車で通えるという良さはあった。私立校の場合、授業料に加え、中京大中京は寮生活でお金もかかった。親への負担は考えた」

 最終的には両親と話し合い、理解をもらった上で、中京大中京に進むことを決めた。スポーツ強豪校で一つネックとなるのは、両親に心配された通り、過酷な練習、選手間の競争により潰れてしまわないか、ということだ。

 神野自身、中学まで陸上と野球の二足の草鞋を履き、決して目立つ選手ではなかった。当時、大きかったのは早大時代に4年連続箱根駅伝に出場し、多くの実力選手を育て上げてきた小田和利監督という恩師と出会えたことだった。

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