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世界的FWも重症 膝の前十字靱帯&半月板、選手生命を左右する大怪我の予防策とは

動作時の足首、膝の角度、重心も要因に…手術なら復帰まで6か月~12か月

「先ほど説明した3つの動作の際に、膝が軽く曲がり(軽度屈曲)、足首が膝より外側に反る(外反)、すねの骨がねじれている(下腿回旋)、重心がやや後方にかかっている、という4つの状況の場合に損傷することが多いと言われています」

 動作時の足首、膝の角度、重心も故障を生みやすくする要因となるという。スポーツ選手の場合には競技生活を続けるために手術を選択することになる。

 新盛氏は「復帰時期は6か月~12か月が一般的。半月板や軟骨の合併損傷度合いによりリハビリのスピードも変わってくる。合併損傷の度合いは、復帰後のパフォーマンスにも影響を与えます。小川選手の場合は半月板などの損傷具合も気にかかります」と語った。

 アスリートのキャリアを脅かす故障だが、予防策はないのだろうか。

「前十字靱帯損傷の予防は様々なプログラムが考案されています。そして、その効果も報告されているものもあります。私はサッカー選手を指導する機会が多いので、気をつけていることがあります」と新盛氏は解説した。

 第一は常日頃のウエイトトレーニングでの肉体強化だという。

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新盛 淳司

芝浦田町スポーツ整骨院・はり治療院院長

柔道整復師、鍼灸師

新浦安しんもり整骨院入船院、新浦安しんもり整骨院今川院代表も務める。関節ニュートラル整体普及協会会員。サッカー元日本代表MF中村俊輔さんをセルティック時代から専属トレーナーとして支えるなど、トップアスリートのケアにも従事。

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