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快挙の1500mで敗れた陸上・田中希実 真夏の国立から9か月、再び訪れた「成長の過渡期」

セイコーGGPで海外勢と熾烈な争いを繰り広げた田中(中央)【写真:奥井隆史】
セイコーGGPで海外勢と熾烈な争いを繰り広げた田中(中央)【写真:奥井隆史】

取材エリアでより一層際立った負けず嫌いな一面「やっぱり勝ちたかった」

 間髪入れずにレースを走ってきたこの1か月。「自分がどういうレースをしたいのか」と考えることで挑戦心が生まれ、モチベーションの維持にもなっていた。専門外の400メートルに初めて出場したのも、「どんな感じなんだろうって挑む時間が楽しい」とチャレンジ精神を生んだ。練習か、本番か、どこに成長の場を置くのかは人それぞれだ。

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「走る前に怖いと考えるより、いっぱいレースをしておく。今回みたいな悔しいレースを積み重ねることで、怖さを超えて勝ちたい気持ちが先走る。それでいいレースができることもあります。自分の場合は練習でハングリー精神をつくるより、レースで身をもって悔しい思いをしていく方が向いていると思います」

 右太ももについては「レース前に少し張りはある状態ですが、走る分にはあまり感じないです。もともと痛みもあるわけではないので」と大きな不安ではない。次戦は14日の中部実業団対抗(岐阜)の1500メートルと3000メートルにエントリー。その後は渡米し、2レースを予定しているという。体と相談しながら慎重に進めていく方針は変わらない。

 6月に日本選手権、7月に控えるオレゴン世界陸上が待つ。強敵との勝負を楽しむ姿がいつも印象的だ。でも、負けて嬉しいなんてことはない。レース直後の取材エリア。今大会のテーマを問われた時、負けず嫌いな一面がより一層際立った。

「今日はやっぱり勝ちたかった。最近、国内では日本人トップという部分ばかりが(話題に)なってしまっている。海外選手にも勝って初めて強いと思えるので、それを今回できなかったのは悔しい」

 東京五輪で日本新を連発し、決勝で日本人初の入賞を果たした国立競技場。9か月ぶりに帰ってきても、成長の機会をくれた。「ありがとうございましたー!」。あの夏と同じく、レース後はトラックに頭を下げた。

(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)

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