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二刀流の聖地に衝撃を残した大谷翔平 活躍した試合の相手の取材でいつも感じること

捕手スタッシの証言「彼はビッグゲームピッチャー」

 今季は投手としてここまで5試合に登板し、3勝2敗、防御率3.08と安定した投球を見せている。無失点投球は5月5日のレッドソックス戦と、4月20日のアストロズ戦の2度。いずれも強力打線相手に打者有利とされる敵地で、チームを勝利に導く投球を見せただけに価値がある。

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 マックス・スタッシ捕手は「彼はビッグゲームピッチャー。脚光を浴びることが好きで大舞台に立つことを望む。アストロズとレッドソックスはここ数年とてもいいチームだったことを考えれば、彼が投げるボールと精神力がどれくらい素晴らしいかが分かる」と絶賛する。

 5日の試合ではテンポ良くストライクゾーンで勝負しながら、ピンチになると一気にギアチェンジ。「得点圏に走者がいるときは三振を狙った」と大谷が振り返ったように、雄叫びとともに160キロ前後の速球で打者を圧倒する姿は圧巻だった。スタッシ捕手は「サイ・ヤング賞に輝くような超一流の投手はピンチで一気に力を発揮して乗り切る。きょうの翔平もそうだった」と、一流投手としての実力を評価した。

 昨季終盤に大リーグ公認歴史家のジョン・ソーン氏にインタビューした際、大谷の投手としての才能について次のように語っていた。「5回くらいを支配することができる才能には目を奪われる。ただ、投手としては完成形というよりもまだ原石に近いようにも見える」

 アストロズとレッドソックス戦で見せた支配的な投球は、サイ・ヤング賞をとるような一流投手へ進化する過程を示しているようにも見えた。それは、ア・リーグ西地区で首位を争うチームにとって頼もしく映ったに違いない。そして何より、短期決戦のプレーオフのマウンドに上がる大谷の姿を見たいという思いが、さらに強くなった。

(岡田 弘太郎 / Kotaro Okada)

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