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市長へのメール1通で変わった障害者の環境 東京パラリンピックが繋ぐべきレガシーとは

北京オリンピックが閉幕した後、3月4日から13日まで10日間にわたって開催されるのが北京パラリンピックだ。雪上競技と氷上競技を合わせ、6競技78種目で世界の頂点を目指し、パラアスリートたちが熱戦を繰り広げる。

日本パラリンピック委員会でアスリート委員会委員長を務める車いすラグビー元日本代表の三阪洋行さん【写真:荒川祐史】
日本パラリンピック委員会でアスリート委員会委員長を務める車いすラグビー元日本代表の三阪洋行さん【写真:荒川祐史】

パラリンピック3大会出場・三阪洋行さんが語るパラスポーツのこれから

 北京オリンピックが閉幕した後、3月4日から13日まで10日間にわたって開催されるのが北京パラリンピックだ。雪上競技と氷上競技を合わせ、6競技78種目で世界の頂点を目指し、パラアスリートたちが熱戦を繰り広げる。

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 2021年8月には東京パラリンピックが開催され、パラアスリートたちが躍動する姿に多くの人が心を動かされた。無観客開催ではあったが、開催国となった日本では以前にも増してパラスポーツを身近に感じ、関心が高まるきっかけとなったことは間違いない。日本パラリンピック委員会でアスリート委員会委員長を務める車いすラグビー元日本代表の三阪洋行さん(バークレイズ証券)は「これだけ大きなイベントで色々な方に見てもらえる環境があると、本当に多くの方に興味を持ってもらえるんだと実感しています」と話す。

「東京パラの影響もあって、若い車いすユーザーが自分もラグビーをしたいと見学に来てくれたこともありますし、日本パラリンピック委員会などが主催する『J-STARプロジェクト』という選手発掘プログラムにも問い合わせが倍増しました。東京パラでパラアスリートの活躍を目の当たりにして、自分が持つ障害でもスポーツができることに気付き、チャレンジしたいと思う子どもが増えたんだと思います。

 競技に魅せられての反響が増えているので、次のステップはパラリンピックや競技に関わる人たちが、興味を持った子どもたちがスポーツに繋がる環境をどうやって作り、どうやって軌道に乗せ、次世代のパラリンピアンを育てていくかですね」

 三阪さん自身、パラリンピックには2004年アテネ、2008年北京、2012年ロンドンの3大会に出場し、ロンドンでは副将として4位入賞に貢献。引退後は日本代表のアシスタントコーチを務め、2016年リオデジャネイロでの銅メダル獲得をサポートした。

 車いすラグビーは四肢に障害がある人のためにカナダで考案されたスポーツで、選手は事故などで車いすユーザーとなった人が多い。三阪さんも高校3年の時にラグビーの練習中に首の骨を折って下半身不随となり、翌2000年から車いすラグビーを始めた。当時は社会全体として障害やパラスポーツへの理解が進んでおらず、三阪さんは車いす生活が始まった当初、「ふと『1人では生きていけなくなった』と思いました」と振り返る。

「誰かの助けが必要な存在になった。言ってみれば、社会的弱者になったという印象を持ちました。というのも、それまでに受けた教育や得た知識の結果、自分の頭の中に『障害者はこういうものだ』というイメージが出来上がっていたんですね。でも、実際に車いすユーザーとして歩む過程で、スポーツを通じて様々な出会いがあったり、壁にぶち当たっても自分の行動で変えていけるものもあると気付いたりすることがありました」

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