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なぜ強いワセダが復活したのか “40日前の大敗”で植え付けられた勝つための道

早明再戦となった、令和初の大学選手権決勝。

11季ぶりの優勝を飾った早大【写真:出村謙知】
11季ぶりの優勝を飾った早大【写真:出村謙知】

40日前の対戦では完敗していた明大にリベンジを果たせた理由とは

 早明再戦となった、令和初の大学選手権決勝。

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 40日前の早明戦では昨季の大学選手権王者である明大に圧倒された早大が、この日は紫紺のジャージのお株を奪うようなアグレシッブなプレーを80分間続けて、45-35で快勝。11年ぶりとなる大学日本一の座を奪還し、『荒ぶる』という大学選手権で優勝した時のみに歌うことが許される第2部歌が、5万7345人の大観衆が駆けつけた新国立競技場に響き渡った。

 2007年度の大学日本一時の主将でもある権丈太郎アシスタントコーチ(元NEC=昨季現役引退)、さらに2005年度の主将で現在もトップリーグの日野で現役を続ける佐々木隆道という、共に最後の黄金時代とも言える2000年代に国立競技場で『荒ぶる』を響かせた偉大なる元主将たちの証言も得ながら、強いワセダが復活した理由に迫った。

「前へ」

 本来はライバルである紫紺のジャージを身にまとった者たちが絶対的に守らなければいけないテーゼのはずだが、ラグビーの試合としては初の舞台となった新国立競技場の真新しい芝の上で圧倒的な前に出る力を見せつけたのは、40日前の“早明戦”で本家本元の「前へ」のパワーに圧倒されて大敗を喫していた赤黒のジャージだった。

「今シーズンは最初から『ゲインラインで勝とう』という話をしてきたのに、(12月の早明戦では)全部、受けて、受けて、受けてという戦いになっていた。『やっぱり、そこだよね』という話をして、40日間、強化してきた。やってきたところが甘かったのが明らかになって、『もう一度やろう』という気持ちになってくれた。一番変わったのはマインドのところ」

 昨季までトップリーグのNECで現役を続け、今季からアシスタントコーチとして、就任2シーズン目の相良南海夫監督をサポートしてきた権丈元主将がそう振り返ったとおり、午後2時30分のキックオフ直後から少なくとも40分間は明大にとっても生命線だったはずの前に出る圧力で完全に上回った。

 象徴的だったのは、SH齋藤直人主将のPGで先制した後、前半12分に生まれた1本目のトライシーンだ。敵陣22メートル内のラインアウトからFL幸重天が鋭角的にアングルを変えながら縦にゲインラインを突破。ラックからSH齋藤主将がブラインド側に正確な飛ばしパスをエースランナーであるCTB中野将伍に通して相手ディフェンスを引きつけ、外側で余ったNO8丸尾崇真がインゴールに飛び込んだ。

「セットプレーでしっかり対抗して、中野の存在に目がいった明治のディフェンスラインが狭くなったところをスピードで破っていった」

 36歳となったいまも現役バリバリのトップリーガーとして活躍し、翌12日のトップリーグ開幕節でも日野の一員として先発メンバー入りしていたこともあって新国立競技場には駆けつけられずにテレビ観戦となった佐々木元主将は、王者・明大を圧倒した早大のトライパターンに関して、そんなふうに印象を語った。

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