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敗れても貫いた90度の一礼「自分の中で大事に」 長崎明誠・山里椿華は相手に、畳に最後まで敬意

柔道の全国高校総体(インターハイ)は12日、北海きたえーる(北海道立総合体育センター)で女子の個人戦が行われた。63キロ級では、昨年の全国高校選手権で優勝している山里椿華(長崎明誠3年)が、清水優陸(佐賀商2年)に準決勝で僅差負け。3位入賞となった。「目標の日本一になれず悔しい」と振り返ったが、畳、会場を出るまで礼を欠かなかった。

女子63キロ級で3位となった長崎明誠・山里椿華(右)【写真:宮内宏哉】
女子63キロ級で3位となった長崎明誠・山里椿華(右)【写真:宮内宏哉】

柔道インターハイ、女子個人戦

 柔道の全国高校総体(インターハイ)は12日、北海きたえーる(北海道立総合体育センター)で女子の個人戦が行われた。63キロ級では、昨年の全国高校選手権で優勝している山里椿華(長崎明誠3年)が、清水優陸(佐賀商2年)に準決勝で僅差負け。3位入賞となった。「目標の日本一になれず悔しい」と振り返ったが、畳、会場を出るまで礼を欠かなかった。

 敗れて悔しさがこみ上げていても、普段と変わらず90度だった。延長戦にもつれ込んだ準決勝。最後は指導をもらってしまい、山里のインターハイは終わった。溢れる涙を抑え、相手に深々と一礼。畳を出る際も頭を下げた後にピタッと一瞬止まる、綺麗な形で締めくくった。

「柔道を始めたころから、負けても勝っても自分の中で礼儀を大事にするように心掛けています」

 負けたことで感情が揺さぶられ、普段のように綺麗な礼ができない選手もいた中、敬意を忘れなかった山里の姿は目を引いた。

 熊本出身。中学までは柔道とあわせて陸上にも打ち込み、砲丸投げで全国ランキング9位にもなった。高校では陸上を選ぼうと考えていたが、熱心な誘いに心打たれて長崎明誠で柔道をすると決めた。

敗れても、最後まで90度の一礼を欠かさなかった【写真:宮内宏哉】
敗れても、最後まで90度の一礼を欠かさなかった【写真:宮内宏哉】

 最初は心細かった寮生活。父との電話で励まされながら心身ともに強くなり、得意の寝技を磨いて日本一にもなった。「柔道は個人競技だけれど、チームのみんなで目標に迎える」。部員19人での日々を振り返った。

 団体戦は3回戦敗退だっただけに「個人で取り返そうと思った。昨年もインターハイは準決勝で負けてしまったので、今回こそと思っていたんですが」と成績には納得していない。この後は国体、講道館杯に切り替える。「柔道は相手と一対一で戦う競技。日常生活でも、相手のことを思いながら生活できるようになりました」。取材対応を終えて会場を出る際にも、くるりと振り返って畳の方に深々と一礼していた。

(THE ANSWER編集部・宮内 宏哉 / Hiroya Miyauchi)

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